「心の中に何かあったかいぬくもりがあるとね、

北風が吹いてきたとき、

そのぬくもりで北風をあたためる事ができるんだよ」


この言葉の意味が分かりませんでした。


10月26日の松之山の産業祭

一人の小学生もお手伝いに行きました。

スケッチ教室や工作教室には来てくれているので

スタッフとは顔見知り。


しぶみの家さんとは初対面。

同じテントの中。

わたし達入れると10人位。

狭い中でひしめき合って、

小学生はフォルトの若者の手作り「すごろく」したり、

手作り将棋をして過ごしました。

将棋の駒が、丸い。

しかも白・黒。

ん?



オセロの駒に、紙に「歩」とか書いて

セロハンテープで貼ってありました。

将棋盤は、カレンダーの裏。


将棋の合間に、餅を食べたり、おにぎり食べたり

一日中、しぶみの家の人と

フォルトネットの若者と過ごした。

産業祭のイベントには参加しないで、

ほとんどテントの中で過ごしました。


小学生は

家に帰って

「来年も松之山祭に行きたい」

家族に何度も、何度も話したそうです。


この日は、フォルトネットの若者は、

小学生と心で向き合って過ごしていました。

小学生にとって、自分の心を受け止めてもらえた実感が

心のなかのぬくもりになったんだと思いました。

こんなぬくもりの心を、こころの中の引き出しに

いっぱいため込んで、社会に出て欲しい。


帰りの車の中

「腰が痛い。」

言った若者の腰を小学生は、

ず~と撫でていました。

小学生の手のぬくもり暖かかっただろうな。