小野先生の講話の中で

もう一つ気になることがありました。


(もし、先生の意図することと違っていたらごめんなさい

わたしの理解の範囲で書きます)


「カウンセリングのゴールをどこにするのか

学校を退学することなのか

学校に戻るのか

仕事に付くのか

本人の意思を確かめた上でカウンセリングを始めます」



【カウンセリングのゴール】


で、


ずーっと、ずーっと前

20年も前の事を思い出しました。


事の始まりは覚えていませんが、


わたしのカウンセリングの始まったばかりの頃です。

まず、わたし自身が専門の医師に受診しました。

本人が受診した方がいいのか、

しなくていいのかの判断を仰ぐためです。


医師の言葉はあっさりしたものでした。



「受診する必要はありません。

好きな事、やりたいことをさせておいてください」



この言葉を受けて

カウンセラーに

三つのお願いをしました。



「本人には何の落ち度も、責任もありません。

問題があるのは、本人を取り巻く廻りです。


一つ

本人をカウンセリングを受けさせるつもりも

病院に連れていくつもりもありません。



一つ

家族全員でひきこもりから

立ち直りたいです。



一つ

どんなに時間が掛かってもいいです。

本人が納得して 社会に出ていって欲しいです。


この三つの方向でお願いいたします。」



カウンセラーから返って来た言葉は


たった一言





「それでいいと思います」







「それでいいと思います」


は、肯定です。


それまでのわたしが相談していた人達は


その人その人の判断、価値観で

わたしにアドバイスをくださいました。

それも大切なことです。


そのアドバイスを受けるのか受けないのか

わたしの判断です。


Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒

『小野先生の資料の

4、模範として、コンサルタントとして

(1)

   ・親の価値観や人生観を取り入れるかどうかは、子どもが選択をする。』

まさにこの事です。

この中の『親』を『アドバイザー』に入れ替え

『こども』を『わたし』に入れ替えて


・アドバイザーの価値観や人生観を取り入れるかどうかは、わたしが選択をする。


に、なると思います。

Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒


たくさんのアドバイスは

かえってわたしを混乱させました。



わたしが選んだのは


「それでいいと思います」


たった

一言の肯定。





この言葉が



20年間のわたしの支えでした。







そして

20年前にカウンセラーにお願いした

三つのカウンセリングのゴールは

願いどおりに達成したと信じています。


200本の冬ネギを育てながら

言葉では伝えられないコミュニケーションを

伝えていこうと思いました。



いろんな事を考えた講話会でした。