今日、午前中にヒート期間真っ只中のお姉ちゃん猫ぺちネコの避妊インプラント手術に行ってきました。


妹猫かぐらネコは自宅でお留守番です。



まず体重測定。

先生「2.48㎏だね、ちょっと痩せてるけど、全然いい体つきだからいいよ!」

次に体温測定。

先生「38.2度、平熱だね!よし、じゃぁ今日やれるね!」

ということで、いよいよです。


私のいる診察室のすぐ隣の部屋で、扉を開けたままのオープン手術。

近くには行けませんが、ものすごい至近距離で手術が行われるようです。


まず、手術前の麻酔。

普通の麻酔とちょっと違って、深~い眠りにつくような麻酔らしい。

その麻酔は5分くらいですぐに効き、ぺちはまるでムササビのような前足後足が広がったような格好でぐったりし、微動だにしなくなる。

経験不足の至らない私は、その様子を見ただけで、なぜかわからない涙がこみ上げてくる。


先生と助手の方はすぐさまぺちの前足と後足に心電図用の何かを付け、口には酸素マスクをつける。

すると、人間の手術のような、ピコン、ピコン、」という、ぺちが生きている証の電子音が鳴り響く。


その後ぺちの肩甲骨と肩甲骨の間の辺りの毛をバリカンで剃り、その部分をさらにカミソリでツルツルに。

その場所に穴の空いたモスグリーンの手術用シートをかけられ、手術専用のライトに照らされる。


先生の両手にはハサミのような形の道具。

両利きなのかな?と思ってしまうほど先生の手は両方が器用に動く。

助手の方は熱を帯びたコテのような道具で何かしている。


その後ほんの数分で糸を結ぶ様子が見えた。

そろそろ終わりの様子。

土褐色のペースト状のお薬を患部に大量に塗り、ガーゼで保護し、その上からサポーターのようなものを体に巻いてもらう。


その間も、ずっとぺちの「ピコン・・・ピコン・・・」は規則正しく鳴り響いていた。


あとは麻酔の効いている間に抗生物質のお注射をチクリ。

助手の方が、ぺちの耳のお掃除やら爪切りやらを、私がいつもぺちにする1000倍くらいのスピード(驚)で手際よく済ませる。


その後覚醒剤をチクリ。

このお注射をすると、麻酔による深い眠りから強制的に約5分後には目が覚めるという。


先生、助手の方、看護婦さん、先生の奥様、みんなでじっと待つ・・・。

5分経過してもピクリとも動かない・・・。


あれ・・・????


ちょっと焦る。

目の付近をツンツンする先生。

声で呼びかける看護婦さん。

後足をひっぱる先生。

反応無し。


私も手術室に入る事を許可され、ぺちを起こすお手伝いをすることに。

そしてぺちの顔をみたら、ぺちはまぶたが開いたままで、目も普通に見えているかのような状態。

その顔を見てまたわけのわからない涙がこみあげてくる。

ぐっとこらえて一生懸命呼びかける。

「ぺち!ぺち!起きて!!!もう大丈夫だよ!帰ろう!」

…反応無し。


ますます焦ってくる。


すると、助手の方が、ぺちのお尻に何かをする。(タオルをかけていたのでよくわからない。)

その瞬間、ぺちは「びくっ」と大きく反応し、いきなりものすごい勢いで覚醒する。


ぺちがちゃんと麻酔から目覚めてくれた!!!!

。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。うゎあぁあぁあぁん


先生「手術、無事、成功ですよ!」


「ありがとうございましたっ!!!!!!!(涙)」


すると、先生の奥様が


奥様「これ、よかったら、お貸ししますから、着させてあげたらどうかしら?」


奥様の手には女の子用のかわいい猫服。


奥様「サポーターの上に着せてあげれば・・・ほら!かわいいでしょ^^」


きっと、私があまりにも狼狽しているので、白い包帯姿のような痛々しいぺちを感じさせないよう、また、サポーターがアメショの強い脚力でほつれないよう、という配慮からでしょう。


奥様のあたたかい心遣いに、私はただただ、感謝の気持ちでいっぱいで、言葉が見つかりません。


「ありがとうございます!!!!!!!!!!」


いつも普通に使っている、この言葉しか言えず、、、、

本当に、なんていったらいいのかわからないほど、ありがたかったです。


一方、当人(当猫)ぺちはというと、覚醒剤の強さもあってか(?)何が起こったのか全くわかっていないらしく、自分の体に巻きついているサポーター&お洋服がとっても気になり、ご乱心。


手術の痛い部分も気になるし、ヒート期間の気分高揚もあるしで、


ネコ「ぎゃぁ~ぉ怒ぎゃあああああお~~ん」(犬?)

と、大激怒しながら後足で手術の辺りを掻きまくる。


猫語を訳すとおそらく・・・

ネコ「ちょっ!なにこれ!なんなのいったい!超痛いんですけどっ!!!きぃぃぃぃぃぃっ!!!はずしてよーーっ!いやあああああああっ!!!!!ヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノぶーぶーぶー!!!」


こんな雰囲気に見えました。


これだけ強気でいられる元気があるなら、一安心かな。


怒りをぶちまけてキャリーバックの中で大爆発している、そんなぺちを見たら、私はほんのちょっとだけホッとしました。

ぺち自身にしてみれば、まだ痛くて辛くて、本当にかわいそうだけれど、なによりまず、手術が無事成功で終わったということだけでも、私にとっては奇跡のように嬉しい事だったから。


先生は、部屋の壁に無造作に掛けられたホワイトボードを指差し、

「これが毎日のようにあるんだよ、あはは。」

とおっしゃっていました。

そのホワイトボードは日程表になっており、その表はスペースが足りないほどぎっしりと、手術予定で埋まっていました。

よく見ると、ぺちの手術よりもっと大変な内容で埋め尽くされていました。

命を預かる仕事をされている方々の大変さを改めて痛感し、あははと笑った先生の何気ない笑顔が忘れられません。




本来なら一日入院して翌日迎えに行くのが一般的みたいでしたが、私の場合、家で見てあげられるということもあり、ぺちと一緒の帰宅を許されました。


ただし、麻酔が完全に切れる翌日の朝6:00までは、喉に食べ物が詰まる恐れがあるので、ご飯は禁止で、お水も慎重に与え、同居猫にも断食してもらうようにと、指導をうけました。


家に着くと、ぺちはまだ覚醒剤の強い作用と怒りと痛みといっぱいの感情で暴れまくり、過呼吸な感じにぜぇぜぇしながらも暴れ、かなり心配しましたが、だんだん疲れて、やっと夜、眠ってくれました。


先生のアドバイスによると、同居猫ちゃんが、ぺちの服の違いや、手術の匂いなどで、全く別の猫が来たと勘違いし、喧嘩になるかもしれないから、気をつけて見てください、とのことでしたが、妹猫のかぐらは意外にも優しい反応で、すぐにぺちをすんなり受け入れて、、、


受け入れるというより、ぺちだと気がついた?!様子。

ネコ「ぺちお姉ちゃんなの?!大丈夫???」

という感じで肉球を舐めてあげたりしていました。




なんだか、今日はいろんな優しさを感じた一日でした。



朝6:00まで、ぺちを監視する役目があるので、こうして今ブログに向かっています。

実は今、私の足元で、たまに患部が痛くてイライラ目を覚ましながらだけど、ぺちとかぐらが一緒に寝ています。

また、二人の寝顔が見られて良かった。


ぺち、おつかれさま!よくがんばったね!


二人とも、幸せな夢を見てくれているといいなぁ~(*´∇`*)


ピアノと。猫と。(ピアノ教室 宮城県)