前回、リズム音痴になる初期の理由の一つに、リズム自体の理解はしていても、拍(ビート)に乗せたリズムの理解の欠如が考えられるという事を書きました。やじるしリズム音痴を無くしたい!


続きです。

リズムのお勉強をする上で、拍(ビート)は、切っても切り離せない、重要な存在です。

リズム勉強の為だけでなく、音楽全般において常に非常に重要な要素です。(一部の特殊な音楽以外は)


前回も書きましたが、音符一つ一つの長さもよく理解していて、リズムの種類も一通り把握しているのに、なぜか譜面上のリズムで混乱する場合、“音名認識の遅さ”以外に“拍に対する意識の低さ”が原因の一つとして考えられます。


楽譜をじっくり観察すると、音符は、自由気ままにただ並んでいるのではないことがわかると思います。拍子によって、それぞれ表記の仕方がある法則で書かれている事もわかるかと思います。

今回はその法則の代表的なものの中の一部を例として挙げてみたいと思います。



法則その1

例えば4分の4拍子の場合、1小節の半分の2拍子ごとに8分音符などの符こう(♪と♪とつなげている横棒♪)などが区切られているという事です。(他の拍子でも有)

これを言い換えると、弱拍強拍部分を一つの音符で書くことはシンコペーション以外にほぼ無い。(例外有り)

この“区切り”が、弾き手にとって素早く楽譜を認識するための道しるべとなっていますよね。



法則その2

シンコペーションの長い連続では、“区切り”が無効になることがある。

1小節以上続く長いシンコペーションにおいては、法則1での表記方法が逆に見難くなってしまうため。



法則その3

強拍弱拍でタイを使った表記を無理にすることはほぼない。(例外有り)

あるとすれば特別な意味があると考えられる。



などなど・・・他にもた~くさん法則があります。

このような法則は、リズム学習をする前に必ず理解しておなければなりません。

(しつこいですが、リズム学習の為だけでなく、ピアノ演奏する上で非常に大切な事です。)


そして、この法則をしっかり理解した上で、リズム自体の持つ個性を生かせることができれば、聞いていて心地のよい、リズミカルな演奏につながるのだと私は思います。それは、聴き手がどんどん音楽に引きこまれて、つい最後まで聴きたくなるような演奏です。


逆に、この法則を無視して(理解せず)、単にリズムだけがそこにある、という風な演奏は、聴き手に“自己中心的な表現”と感じさせることがあり、あまりいい印象を持たれにくく、共感も得られにくい事が考えられます。

特に初歩者の方のお勉強でこの状態が続くと、肝心の基礎の土台が無い状態になってしまい、そのままではせっかくの練習も自己流のクセがついてしまって、後で楽曲を理解し直すのが大変になるケースもあります。

注自己流のクセと、個性は、異なるものです。



このた~くさんの法則のお勉強は、楽典(音楽理論)としても学習できる他、コールユーブンゲン(歌の練習用テキスト)でも可能です。また、聴音のお勉強でも必須の知識ですので、聴音のレッスンで理解を深める事もできます。

しかし、初歩者の方は、いきなり聴音のお勉強をスタートさせると必要以上に混乱する可能性があるかと思いますので、あまりお勧めできません。(個人差があります。)


では、初歩者の方は一体どうしたらよいのか?


それがとってもいい方法があるんです音譜

それは・・・

「リズムのお勉強=拍の法則」のお勉強になればいいのです。


自分で考えた教材を褒めちぎるのもちょっと恥ずかしいのですが・・・私のところで使っているオリジナル教材が、その両方(拍&リズム)の両立を可能にし、しかも聴音へスムーズに移行できるので、私自身満足しながらレッスンしています。(注意:教材の宣伝ではありませんえっ

小さいお子さんでも、数ヶ月で単純拍子なら音大受験レベルまで理解できるほどでした。

中身については企業秘密(笑)ですが、「リズムをお勉強しているはずなのに、いつの間にか記譜上の法則まで身についている!」という感じのものです。


このように、先生側の創意工夫次第で、今までの何倍も簡単に、リズムと拍の法則についてマスターすることができるはずですにこ

また、市販のテキストも、どんな風に使うか、が重要です。1冊終了した時、その使用方法によって、理解度にかなり差が出てくると思います。


兎にも角にも、必ず専門の先生につき、正しい知識の説明を受けながらやらないと、結局は何も変わらないままで終わってしまう可能性がありますので、ソルフェージュレッスンを受ける際は、ピアノレッスン同様、ご自身に合ったレッスンをしていただける熱心な先生との出会いがポイントになってくるかと思います。


・・・と、ここまでで、まだリズムに関してほとんど書いていませんでしたね。(汗あせる

それほど拍の法則が重要だということです。


初歩者のつまづきやすいリズムに関してなどは、次回以降じっくり書いていこうと思います。