「みならいベース職人」フジモトの奮闘記

前回の「Radioheadと村上春樹」の記事はこちら!

■RADIOHEADにのめり込んだサラリーマン時代
いろいろ音楽を聞き漁っていた高校•大学時代。
彼らの音楽を初めて聞いたときの感想は、(たしか代表曲の一つ、Creep)
「なんやこの陰湿な音楽は。イギリスロックはわからんわー」
と、当時、最近のイギリスロックはネガティブ!と彼らを基準にして勝手に決めつけていたくらいで、もちろんその後数年、レディオヘッドを聞く事はありませんでした。
(そのくせ、同じくイギリス•マンチェスターのOASIS(オアシス)はめちゃくちゃ聞いていましたが、、笑)
それから数年した社会人一年目、僕の人生の重要人物の一人とも言える、当時働いていた会社の先輩がレディオヘッドのファンでした。
その先輩は、本当に「遊びのプロ」と言えるくらい、あらゆる遊びをしてきた人で、ぼくが「社会人になってお金が入ったら、こういう事をやりたいなー」と憧れていた遊びは、ほぼやり尽くしているくらいでした。
ある日、その先輩に連れられ、車で和歌山の山奥にあるトンネル?(もちろん車は通っていません)のようなところに行きました。
そこで、高さが180cmくらいある、先輩曰く
「ジェット機のエンジンよりでかい音がする、ボーナス一回分丸ごと使って買ったスピーカー」
をセットし、音楽タイムがスタート。(未だにそのスピーカーのマックスボリュームは体験した事がない)
「こんな山奥によく集まってくるな」と思うくらい、ぞろぞろと人が集まって来て、順番にDJをしていきます。
ちょうど先輩の番が回ってきて、いきなり掛けた1曲。それがこの曲でした。
RADIOHEAD - Idioteque
衝撃でした。
先輩にアーティスト名を聞く。
あのレディオヘッド!?
これがロックバンド?
■名盤と奇盤
その次の日に、レディオヘッドのアルバムを買いに行きました。
一枚は先輩が掛けていた曲が入ったアルバム、「KID A」。
そして一緒に買ったもう一枚。
Radiohead - Karma Police
2発目の衝撃。
名盤「OK Computer」
Radiohead - Paranoid Android (Glastonbury Festival 2003)
高校•大学時代には分からなかった世界観。
社会人になり、いわゆるブラック企業と呼ばれるところで働いていたからなのか、(その時期は8時出社、夜12時くらいまで働く時期が1ヶ月以上続いたりしていました)
人間関係で傷心していたからなのか、
とても1曲とは思えないような、複雑で一見不協和音のような曲と、
暖かいお風呂に浸かっているような、リバーブの効いた美しいメロディーの曲が合わさったこのアルバムは、妙に心地良く、
先輩の言葉を借りるならば、
「部屋の隅で電気を消して、体操座りして聞く」
ような、強烈にネガティブな歌詞。
不思議な感覚に陥りました。
Radiohead - Let Down
有名な話ですが、イギリスのメディア上でよくレディオヘッドと言い合いになっている、オアシスのノエル•ギャラガー(来年4月に来日公演が決まりましたね!)も、
「Karma Policeを初めて聞いた時は、数十回連続で聞いた」と言ってたみたいです。
■ 革新的な販売方法と、業界での姿勢
楽曲もですが、2007年に発売された7thアルバム「In Rainbows(イン•レインボウズ)」では、ダウンロード販売も行い、
金額を購入者が決めて支払う事ができるようにするなど、販売方法としても新しい取り組みをしているバンドでもあります。
僕のもう一つのフェイバリットバンド、Nine Inch Nails(ナインインチネイルズ)も、当時同じような取り組みをしているんですが、
インターネットが普及し始め、無料で勝手に音楽がダウンロードされ始めた中、良いバンドが生まれやすく、良い作品が残せる環境を作る事にも尽力しているようにも見えることからか、
媚びる事無く、大きな力と戦っている彼らの姿勢は素晴らしく、とても好きです
。
海外で人気になっている定額音楽ストリーミング配信サービス、「Spotify(スポティファイ)」とも、楽曲提供をしているバンドに支払われている金額が少ないと抗議をして、現に自分の楽曲を引き上げています。
■トム•ヨーク

フロントマンのトム•ヨークは、物心着いた頃から「自分はロックスターになる」と信じて疑わない人間だったそうです。
相当な音楽通で、デビュー前にトムは、DJをしてけっこうなお金を稼いでいたようですが、そのほとんどをレコード費用に当てていたため、生活資金が尽きてしまい、知り合いの家に泊めてもらっていた時期があったとのこと。
遊びに行く時なども常にギターを持ち歩き、曲を作り続けていたらしいですが、実際、ライブでしか披露した事がないレアな曲もかなりあるとの事。
本人は努力と思っていないかもしれませんが、努力量(経験値)が尋常じゃなく多いんでしょうね。
彼の評伝を読んで、「ああ、いきなり生まれる天才なんていないんやな」と思えました。
最近新作も発表しました!
■レディオヘッドのおもしろ話
レディオヘッドは世界のバンドでは珍しく、前身のバンドの頃からメンバーが一度も変わっていないバンドです。一人も欠ける事も無く活躍し続けるバンドは本当に珍しいと思います。
夏フェスの代表格、Summer Sonic(サマーソニック)を企画している、クリエィティブマンの社長•清水氏は、会社が大きく飛躍するきっかけになったバンドにレディオヘッドを上げています。
The Beatlesのポール•マッカートニーも、コラボを持ち掛けたいアーティストにトム•ヨーク(Vo. Gt)を上げています
断られるのが怖くて、声を掛けれていないみたいです。なんかかわいいな笑
イルカもレディオヘッドを好んで聞く?
特に一番新しいアルバム「King of Limbs」のLotus Flowerに反応するとの事!
現在、レディオヘッドは新作を製作中との事!
これは期待です!
アルバムがリリースされれば、ワールドツアーで来日する可能性大です!!
2回に渡ってレディオヘッドを紹介しました。
今日はこのへんで。
ではでは!
先日、ノーベル賞文学賞の発表がありました。
惜しくも受賞を逃してしまった、世界的に人気になっている「村上 春樹(むらかみ はるき)」さん。
僕は小説をほとんど読まないんですが、彼の著書の一つ「ねじまき鳥クロニクル」だけは、三部作すべて読みました。
かつて映画化した、「ノルウェイの森」でもなく、なぜこれを読んだのか。
今回は村上春樹の作品に関連のある世界的ロックバンド、
イギリスが誇る、世界の音楽の最先端、
僕の「死ぬまでに見たいバンド 1位」である、
「RADIOHEAD(レディオヘッド)」を紹介します!
あまりに好きなバンドなので2部に分けて書きます!
■RADIOHEAD
レディオヘッドは、イギリス•オックスフォードのバンド。
現在までに8枚のアルバムを出しています(別で1枚ベストアルバム有り)。
全8枚が、「これほんまに同じバンドかー?」と言うくらい、作風に違いがあり、難解で一見ネガティブな歌詞のせいか、
フロントマン(Vocal. Guitar)のThom Yorke(トム•ヨーク)は、「彼の趣味は悩む事」とか言われてしまっているバンドです。
アメリカ•ローリングストーン誌が選ぶ、2000年代のアルバムTOP100のなんと1位に!彼らの4作目の「KID A」が入っています!

■村上春樹とRADIOHEAD
なぜ「ねじまき鳥クロニクル」を読んだのか。
その理由は、彼らの第6作目のアルバムである、「Hail To The Thief(ヘイル•トゥ•ザ•シーフ)」にあります。

このアルバムにハマっていた時、僕は当時働いている会社をを辞める選択をした時期でした。(このアルバムはずいぶん前に発売されたものでしたが)
会社を辞めてから、ニート(って言っていいのか?)になり、あらゆるジャンルの本を、ひたすら読みあさっている時期でもありました。
当時、得た知識とサラリーマン時代に感じていた感覚、今までの経験が混ざって考え出した事が、このアルバムと共通しているように思って、当時の僕をどっぷりハマらせていました。
特に代表曲であり僕の好きな1曲、「There There. (The Boney King of Nowhere)」と、「2+2=5 (The Lukewarm.)」には、共感すると同時に、考えさせられました。(遅すぎる厨二病ってやつですかね)
「僕自身はこう捉えて、自分にはこう置き換えれるけど、本人たちはどういう意味を込めたんだろう?」
ふとしたときにネットで、ボーカルのトム•ヨークが、「僕らがこのアルバムで表現したかった事がこれなんや!的な発言をした」とか、
「ねじまき鳥クロニクルを読みながら作った」という情報を見たからでした。(ホンマかいな)
Radiohead - There There. (The Boney King of Nowhere)
ネットのどこかか、本で書いているのを見ましたが、
トムがこのアルバムで表現したかったのは、
『世界を悪い方向へと傾斜させる力』
とのこと。
「2+2=5 (The Lukewarm.)」のMV(ミュージック•ビデオ。PV。)を見るとその表現の強烈さがわかると思います。
(あまりに怖いMVなので、精神的に不快に感じる可能性が高いので動画のリンクは貼りません。見たい人はYoutubeで検索してみてください。凄まじいパワーを感じると思います。)
村上春樹の作品には度々、お酒が出てくると聞きました。
記事を書きながら思い返すと、このねじまき鳥クロニクルでは、お酒の他にも「水」がたびたび出てきていました。
すごくリアルにイメージさせる文章表現に感じました。
一時期、僕はウイスキーにハマっている時期がありました。今でも家に何本か置いています。
僕にウイスキーを教えてくれたのは、辞めた会社の同僚でした。
そして彼が同じく一度薦めてくれたのが、村上春樹の作品でした。
彼は同い年ながら、休日はレコードを聴き、栄養はビールで取っていると言い出す、中島ラモのような男です。
なるほど、共通点があったわけですね。
彼はレディオヘッドは聞きませんでしたが。
もう一つ、村上春樹も、彼の作品「海辺のカフカ」の作中で、レディオヘッドの「KID A」を出しているらしいです。
ここ先日の村上春樹関連のニュースで、「海外の評価は…」というシーンがありましたが、やはりイギリスが映っていました。
レディオヘッドの効果は大きいと思います。
今回は、村上春樹さんとRADIOHEAD(レディオヘッド)の繋がりを書きました。
次回はレディオヘッドについて、もう少し突っ込んで書きます。
ではでは!
海外にワーホリに行く友人の為に、お見送りパーティを企画しました!
前回の記事に引き続き、書いて行きます。
パーティ企画 ~世界に旅立つ友人へ~【前編】の記事はこちら!
音楽が大好きな友人に向けて、バンド演奏をサプライズでプレゼントしようと言う事になり、何の曲をやるかを話し合う事に。
本人が好きな音楽?
送り出すときに最適な曲って何?
みんなが知っていて、盛り上がる音楽?
日本の曲?海外の曲?
今回歌うボーカルに合う曲は?
アコースティックバンドに合う曲って何じゃい?
<演奏したセットリストはこちら!>
1. 奏 - スキマスイッチ
2. Drive - Incubus
3. Let it go - Frozen
4. Happy - Pharrel Willams
5. La Bamba
最初は3曲くらいで収めるつもりだったんですが、最終的には5曲に!

今回もなかなかのトラブル尽くしでした。
最初に決まっていたメンバーの一人から、数日前に「行けなくなくなった」と連絡があったり、
当日の最終スタジオ練習にフラッと現れた一人が、急遽ボーカルとして参加が決まったり、
会場と打ち合わせしていたアンプとマイク、マイクスタンドが準備できておらず、当日に走り回ったりなど、
慌てる部分もありましたが、なんとか形にすることができました。
<使った機材一覧>
•アコースティックギター(Takamine)
•ジャズベース(Fender USA)
•ベースアンプ(持ち込み)
•カホン
•コードレスマイク(2本。会場側が準備)
•有線マイク(2本。アコースティックギター用1本、コーラス用1本)
•マイクスタンド(2本。アコースティックギター用1本、コーラス用1本)
ベースアンプは自宅から1時間かけて持ち込みました。(15kgくらいあるものだったのでめちゃ重かった)
有線マイクとマイクスタンドは、当日にスタジオ「BASS ON TOP(ベース•オン•トップ)」さんからレンタルさせてもらいました。
めちゃくちゃ助かりました!ありがとうございます!
<当日のタイムスケジュール>
16:30 ~ 18:30 スタジオ練習
19:00 ~ 19:30 会場入り。会場での機材準備
19:30 ~ 20:00 パーティ開始•乾杯
20:00 ~ 20:30 バンド演奏
20:30 ~ 20:45 希望者スピーチタイム
20:45 ~ 21:45 DJ
20:45 ~ 22:00 プレゼント授与、主役のスピーチ
今回思った事ですが、英語でマイクで話すのってめちゃくちゃ難しいですね!
大音量で聞かれる訳ですから、ところどころ怪しい使い方の英語があらわに!
ああいう場で話す事も考えておくべきだったと少し反省。
最後は個別に買ったプレゼントを渡し、パーティの主役本人からのスピーチにて無事終了。
泣き出すメンバーもいて、少ししんみりしましたが、みんなかなり満足だったみたいで、あとでお礼の言葉も貰えました。

■パーティが終わって
後日、来ていたうちの一人から、終始回していたらしいビデオカメラの編集を頼まれ、主役にプレゼントする用の動画の作成までやりました。
最後、動画をDVDに焼いているときに、「企画から何から、ほんまに最初から最後までやってるやんけ」とか考えながら、自分の好きなように編集して、終始楽しく終了。
動画の中のみんなの楽しんでいる表情に、達成感を味わう事ができました。
さてさて、一人で勝手に目標にしていた、「主役を感動で泣かせること」ですが、半泣きまではなっていたように思うのですが、泣くまでには至らず、、
と思っていたんですが、後日本人のFacebookに、編集した動画のDVDを見て号泣したと投稿が!
任務は大成功だったようです!
…とまぁ、所々皮肉っぽい書き方をしてしまいましたが、ほんまに感動してもらえるパーティになって良かったし、
パーティの出来もDVDも良かったかもしれないけれど、それより本人が作ったみんなとの思い出の力がそれだけ強かったんだなーとも思いました。
後日またFacebookで投稿があり、いつも通り明るく旅立てたようです。
今後の彼女の活躍が楽しみです。
今日はこの辺で。
ではでは!

