





1.HCGの数値は、流産に関係あります。一般的に胚盤胞を移植してから9日目以降に判定することが多いと思われますが、100未満だと流産率が上がります。
2.膣からの排出物は、子宮内膜や妊娠の付属物の可能性が考えられます。
3.採卵の良いタイミングの目安としては、生理3日目前後のFSHが有用と思います。
4.4か月も生理が来ない場合があるならば、プラノバールは必要と思います。




















38歳で多嚢胞卵巣とのことですが、AMH値が2.24ということなので、それほどひどい多嚢胞卵巣ではないとも思われます。一方、多嚢胞で生理不順のため、放っておくと4ヶ月生理がこないという矛盾する記述もみられ、このあたりははっきりと分かりません。
ただ、多嚢胞卵巣であれば通常1回の採卵で十分な卵子が採れるので、これまで4回採卵した割には受精卵が少ないということになります。りおんさんに関して一番改善すべきことは何かというと、卵巣刺激の仕方だと思います。
卵子(38年間保存され、かなり痛み、品質もバラバラの卵子)は、排卵の6か月前から勝手に育ち始めます。そのため、少し休むことで良い卵が育ったり、DHEAやビタミンDを飲むことで良い卵になる、ということはまず期待できません。しかし、6か月のうちの後半の3ヶ月は、ホルモン依存性の成長になります。つまり、その時期のホルモン状態が悪ければ、十分な成熟卵が得られないということになります。従って、卵子のもともとの品質はバラバラであっても、受精卵を作る際には成熟度の良い卵子を採取することが大切です。さもなければ、受精率の低下、ひいては妊娠率の低下に繋がってしまいます。
ですので、りおんさんにとっては、卵巣刺激の仕方の改善が重要となります。
卵巣刺激の仕方はクリニックによって大きく異なりますので、りおんさんの卵巣の状態に適した卵巣刺激をしてくれるクリニックを選択すべきです。38歳であれば、平均22、23個の卵子で一人の赤ちゃんが生まれるという報告があります。もちろん平均ですので、カップルの遺伝子の組合せによっては、50個、100個必要な人、逆に10個で十分な人もいるかもしれません。
また、不育症の検査というのは、不妊症のスクリーニングでほとんど網羅されていると思います。ほとんどの受精卵は途中までしか育ちません。非常に早い段階で成長が止まれば妊娠しないということになり、少し育てば流産、生まれる前で成長が止まれば死産となり、結局は受精卵がどの段階まで育ったのか、という結果に過ぎません。薬剤やその他の方法で外部から遺伝子の発現を変えることは基本的に不可能ですので、不育症の治療は効果が無いものとして、現在世界的には考えられています。
先ほど述べたように、ご自身にあった卵巣刺激をすること、しかもホルモン依存の3ヶ月を意識しながら治療を進めることが基本となります。単に周期を空けて休めば良くなるということではありません。月経周期が異常であれば、休むことで余計に卵の発育が止まり良い結果をもたらしません。なお、ピルはホルモン剤としては非常に強力ですので、私は使用していません。
2つ目にご回答頂いたご意見納得
サプリやお休み期間はあまり効果がないように思い、11月に自然生理が来ないようなら、病院で相談してみようかと思いました。
無料サイトなのに親切にまた多数の医師に👨⚕️回答頂けると思わなくて感謝感激しました
①多嚢胞卵巣でも38歳でAMH2.24は重度ではない。
つまり排卵は今までしていた??って事??
②身体に合った卵巣刺激をする!
③多嚢胞の割に採卵数が少ない
10個や20個近く取れる方居ますよね⭐︎羨ましい!
私的に今は次のリセット待ちですが、せっかくのプロの方の的確なアドバイスを頂いたので共有したいのと忘れないようにまとめてみました