もともとテレビはNHKの朝と夜のニュースぐらいしか見ていなかったし、そのニュースすら今のニュースキャスターは貧乏くさい顔をしていて嫌いだという理由で見なくなってしまったので、思い切ってテレビを処分することにした。廃棄処分にすると数千円掛かるようなので、ダメ元でハードオフに持っていってみたら10年以内のものなら引き取りますとのことで5000円で売れた。7~8年前に3万円くらいで買った中華製の32型なので値段がついただけでラッキーだ。そしてテレビが無ければNHKと契約する必要も無いので電話した。ちなみに解約は電話以外では受け付けない上に、なかなか繋がらないとネットで見たが確かに中々繋がらない。かけ直しますか?このままお待ちしますかと自動音声で言うのでどうせ無料通話なのでそのまま放置していたら数分後にオペレーターと話が出来た。解約の理由を聞かれたのでテレビを処分したと言うと、解約届を送りますので返送して下さいとのこと。それで終わりだ。NHKの番組で本当に良い番組というのはNHKのサイトで見られるのでそれで十分だと思う。良い番組にはお金を払う価値があると思うのでNHKさんには頑張ってほしい。それとお金に余裕のある方は払い続けて下さい。今、解約する人が激増しているらしいので。

政府が初七日も明けないうちから国葬にするとして大騒ぎをしている。お前ら別に故人の遺徳を偲んでるわけではなく、安倍様の御遺徳にあやかって自分らの人気取りに利用したいだけだろが。浅ましいにも程があるというものだ。自民党の連中が安倍さんの話をするときに悲しそうな顔しながら目がギラギラしてるの見ると本当に不愉快だ。

 

笹山登生さんという方のTwitterで知ったのですが、原敬元内閣総理大臣の国葬が見送られたのは婦人の「死ねば、もはや私人」という言葉だったそうです。私は思うのですが昭恵夫人は本当にご主人の盛大な国葬を望んでいるのでしょうか?勝手な想像ですが御本人はひっそり静かに二人だけの時を過ごしたいのではないかと想像します。

なぜかというと、お二人共生まれた時から何不自由なく暮らしながらも本当の自由などない人生を歩んでこられました。結婚も傍から見ればただの政略結婚です。それでも似た境遇のお二人だからこそお互いのことを深い部分で理解しあっていたのではないかと想像します。正直言って昭恵夫人はもう「うんざり」しているのではないかなと思います。だから「国葬はお断りします」って思い切って公言して今のお姑さんのいる家からでて自由に生きたらいいと思います。

最近は昔に比べるとセミの鳴き声が少なくなったように感じます。異常気象の影響なのかも知れませんが少し寂しい気もします。

 

子供の頃、夏休みになると母の実家に里帰りしていました。大好きな婆ちゃんや叔母に会えるのがとてもうれしかったです。ある朝、早く目が覚めた私は家の近くにある神社に昆虫採集に出掛けました。まだ薄暗い森の中を歩いていると、大きな木の根もとから這い出してきたセミの幼虫を見つけました。そいつを捕まえて家に持って帰りました。家の庭に面したところにある網戸にセミの幼虫を近づけると、網戸を登り始めました。

「どこにいってたの?こんな早くから遊びにいったらダメよ~」

朝食の準備をしていた叔母がやってきました。叔母も興味深そうにのぞいています。

やがてセミの幼虫が殻を破って外に出てきました。少し青みがかった白い色をしています。

「不思議やねえ。初めて見たわ」叔母も興味津々です。

やがて真っ白な全身に太陽の光を浴びて透明な羽が大きく広がりました。

朝食の支度に戻った叔母から、「こはんできたわよ~」と言われた私はご飯をいっぱい食べ、テレビアニメを見てるうちにセミのことをすっかり忘れてしまい、戻った時にはセミはもういませんでした。

 

数十年たったある日、明け方に夢を見ました。黒と白の布を巻かれた家のなかに誰かが寝ています。よく見ると叔母でした。叔母は苦しそうにしていましたが、やがて体からもう一人の叔母が出てきました。白く輝く叔母は体から離れようとしていますがなかなか離れられません。色々な思いがこの世にあり、体から離れられないようでした。それでもしばらくすると思いが断ち切れたのか、す~と天に昇ってゆきました。

数時間後、母の実家から電話があり、叔母が亡くなったとの知らせを受けました。

私は亡くなった叔母が天に昇ってゆく様を思い出しながら、子供の頃に叔母と一緒に見た、セミが羽化して美しく輝く姿が心によみがえりました。