都知事選が告示されましたね。
どんな政策を掲げていようと、まずは立候補したことだけでも立派だと私は思います。選挙に出るって、人生を左右するくらい大変なことだもんね。本当にすごい。
ところで。
テレビを観ていたらやたら耳に入ってくる
「保育所を増やして待機児童を無くし、少子化対策に尽力しますよー」
…的な文句、どうなんだろ??
個人的には、東京都で保育園に入れたくても入れられない母親がたくさんいるのは事実なので、保育園は増やして欲しい!
私自身、待機中ですし
望めば誰でも保育園に子供を預けられて働ける東京になるというのは、とても助かります。
だけど保育園を増やして少子化が改善されるとは…どうしても思えない。
保育園の数と出生率に因果関係がないってことは、実は沖縄の例を見れば明らか。
沖縄県は東京都に次いで待機児童数がワースト2位なんだけど、出生率は確かずっと全国1位じゃないかな?保育園に預けられなくても、出生率は悪くなってない。
女性の社会進出。
女性が輝ける社会。
わからないんだけど…
それって、外で働いてない女性は輝いてないってことなのでしょうか。主に専業主婦とか。
東京都だけじゃなく、日本全体として、今は女性の社会進出を促進していこうって流れなんだけど、それはそれで良いとして、少子化対策とは別に考えるべき問題だと思います。
それでね。
私ふと思ったのです。
働く女性を増やすより、(望めば誰もが)専業主婦になれる世の中を作ることこそ、少子化を改善できる道なんじゃないかなぁ…と。
もちろんもちろん!
価値観が多様化している現代において、結婚出産こそが女の幸せとか時代錯誤なことを言うつもりありません!!
働きたい女性もいる。
仕事が好き。社会に貢献したい。認められたい。活躍したい。キャリアを無駄にしたくない。
そうやって働いてくれる女性が増えることで社会も助かるのです。GDP上がれー!というわけで政府も応援。納税大歓迎。
逆に、本当は専業主婦になりたい女性や、子育てに専念した後にまた働きたいと考える女性も潜在的にいるはず。少子化対策をするなら、そういった女性が腰を据えて子育てしていけるようにすべきなんじゃないかな。
子育てしやすい世の中って、単純に言えばそーゆーことじゃない?保育園増やしたって、働きたい女性が助かるだけなんだよ…。
だけど政治家は誰も言わない。
専業主婦を増やしますよ、と。
専業主婦が輝ける日本にしますよ、と。
働いている女性。働きたい女性。
仕事にやり甲斐を感じているという理由だけではなく、現実的には家計を支えるために働いている女性も少なくない。もしも経済的に安定しており、女性が働かなくても満足に生活していける世の中なら…?子供を産みたいと思う女性も増えるかもしれません。少なくとも私の周りは、(お金があれば)2人目3人目欲しいひといっぱいいるし。
あー、もー。
何言ってるかわからなくなってきた。
つまりさ。
女性の社会進出の応援だけじゃなく、働いているひと全員の賃金上がればいいよね。家計が楽になればいいよね。経済が回るといいよね。イクメン増やすとか要らないから。いや大切だけども、少子化対策としては遠回りだから!!
って言うのは簡単だけど、実際はとてもとてもとても難しいこと。都知事には待機児童解消対策はできても、やはり国全体でどーにかしなきゃいけない問題ばかり。
今回は都知事選だから都民にしか関係ないけど、これをきっかけに若い世代も政治に関心もってくれたら何か変わっていくかもしれませんね。