久々に実家に帰りました。
…親不孝なこの娘(って私の事ですが・・・)震災後、初めての帰郷です。
ドライブがてらあちこち見て回りました。
・・・ってところが!!!
困った事に実家に帰れないのです( ̄Д ̄;;
実家に帰る道が全て全面通行止めになっていて帰れない!!!
どうやって帰るんだょ・・・。
仕方が無いので実家に電話したところ、
「え?そうなの?知らない」
と呑気な声の母親。
仕方が無いので従姉に電話をして聞いてみると、
「迂回するしかない」
との事・・・。
マジですか、マジかょ・・・。
じゃないと、山越えする事になるって(゚Ω゚;)
こんなに実家に帰るのが大変だったのは初めての事です。
迂回しても今度は渋滞に巻き込まれました。
ド~と疲れました。
実家への帰り道は本当に酷かったです。
涙がこぼれて来そうになりました。
私の住む街は未だましなのだとしみじみ感じました。
でも、人って逞しいなぁって感じたりもしました。
やっとの事で実家に辿り着きましたY(>_<、)Y
実家の両親は被災したにも関わらず、家も無事だったらしく案外のんびりしていました。
拍子抜けして、母親の顔を見たら泣いてしまうかもしれない・・・何て思っていたけれど、そんな感情は何処かにぶっ飛んでしまいました(笑)
「冷蔵庫の中に色々あったから、みんなが買い物にバタバタしていた時、お母さんはのんびりしていたょ」
とケロッとしています。
相変わらず何だかんだと説教をされ、何気ない会話をして帰路に就きました。
「とにかく、地に足を付けて、分相応の生活をしなさい。背伸びをするから疲れるのだから。地に足が付いていないから、背伸びをするから疲れるんだから」
「それから、疲れたら休みなさい。人と同じに出来ないんだから。昔から人の二倍は掛かる子だったんだから」
と沢山の指摘をされました。
この震災で何が大切で何が必要でどうやって生きて行ったら良いのか・・・そんな事を私が考えている事をこの魔女の母親はちゃんとお見通しなのです。
私も正直に、
「この震災で何が大切なのかがちゃんと見えた気がするょ」
と答えていました。
あの震災の中、何処にも電話が繋がらなかったのに、お互いの安否だけは確認出来た事は奇跡と言うか、ちゃんと繋がっている証拠なのだと感じた事もお互い話し合っていました。
帰路の道のりも酷いものでした。
海は相変わらず牙をむいた事何て無さ気に穏やかで青い海でした。