【住まい探しの流儀】パート7 | 東大阪不動産情報@不動産エージェンシー

【住まい探しの流儀】パート7

・・・前回の続き




いよいよ 不動産取引にまつわる 諸々の費用や


手付金などを 支払う場面がやってきました


その際 (後のトラブルを避けたいならば)


必ず 「不動産業者の事務所で 支払ってください」




例えば 契約のための手付金なら


「売主業者の事務所」


「売主側仲介業者の事務所」


「買主(つまりアナタ)側仲介業者の事務所」


いずれかの場所で契約を締結し その場で支払います




以前から


「もちまわり」 の契約の危険性について


何度か記事にしたことがありますが


~「もちまわりの契約」とは 売主と買主が会わずに


  売主は売主だけで 契約書に署名捺印し


  買主も同様に 署名捺印する といった契約の方法~


しかし もちまわり契約自体は 法律違反ではありませんので


なんらかの事情で


売主・買主が 同じ場所、同時刻に集まることができない


なんて場合に 「なくもない」 って感じではあります




ただし そういった場合でも 避けていただきたいのは


前述の場所(業者の事務所)以外での契約です


最も多いのは 「アナタの自宅」 ってパターン




仲介業者が契約書を持参し 自宅で署名捺印


手付金は 担当者が預かり 売主に届ける・・・


だいたい そんな感じの契約です




ここで 少々ショッキングなお話


後日担当者が持ってきた 「手付金の領収証」 には


ちゃんと売主の署名と印鑑が・・・


アナタは その署名と捺印が


売主本人によるものかどうか 見分けることができますか?


契約書の(売主の)署名捺印も然り




さすがに 「契約自体がでっちあげ」 なんていうのは


なかなか お目にかかりませんが


(それでも ワタシは何回か遭遇しています)


担当者による「諸々の金員の持逃げ」は しょっちゅう見聞きしています




ここで さらにショッキングな事実を・・・


アナタが知ってる その担当者


その名刺に書いてある名前 本名だと思いますか?


そして その名刺の通り


その業者の従業員かどうか どうやって確認しましたか?




「契約に至るまでに 何度か事務所に足を運んだので間違いナイ!」


・・・な~んて場合でも


フリーの営業マンが その業者の名前を借りているだけ


ってことはよくあります


なので


アナタは 真の従業員でもなく


この世に実在する保証もない人間に


大切なお金を(何の保証もなく)渡したということになります




とはいえ


名前を貸しているだけでも


業者には使用者責任がありますのが


その業者の責任を明確にするためにも


お金は その事務所で渡すようにしなければなりません




最悪 自宅でお金を(担当者に)預け


交換に にせものの 領収証や預り証を受け取った場合


泣き寝入りってこともあります




冷静に考えてみてください


名刺や印鑑なんて 少しばかりのお金を払えば


簡単に作ることができるんですよ


担当者の身分を手放しに信用し


自宅でお金を預けるなんて


道端で出会った よくも知らない相手に


「お金を貸してください」と言われ


「ハイハイ わかりました!」と 差し出すのと一緒です




不動産取引は特別な行為ではありません


日常の買物と同じ


ただ 値段が大幅に違うだけです


なので 前回同様


ご自身の常識に照らし 理解し リスクを想像し


そして 納得できたなら


アナタの常識通りに行動してください


そうすれば たった1枚の名刺に


大切なお金を預けるなんていう


馬鹿げたことは なさらないと思います




ということで


お金に関するトラブルを避けたいならば


必ず 業者の事務所で(必要なお金なら)支払うようにしましょう