風に桜の舞う道で/竹内真

この小説にテーマをつけるとしたら、"感情爆発"。
予備校。浪人。仲間。目標。自分が誰だかわからない。
こういうキーワードが自分に合うと思う人に読んでほしい。
閉鎖された空間での自分の位置付けって特に考えない。そういう環境であるからこそ本当の自分を出せる。
本音でぶつかって、心から笑う、苦しむ。社会に出る前の子供なようで大人のような浪人生の話。
一人一人の個性を見事に描いていて、登場人物のキャラや癖が一発で頭に入る。
時が経って歳をとっても、その人はその人であってほしい。そういう想いが伝わってきた。
いつまでも変わらないものがそこにはあった。