たぶん10年は経つと思うのだけど、頼まれて実家の母親の仕事を手伝い始めた。
母親は好きじゃない。
母親と考え方や理想の生き方が違うだけで、親の特権を使い思う存分心を潰されてきたから。
子どもの頃の記憶はほとんどないけれど、小学生ぐらいから死にたいと思っていたことは覚えている。
10歳代頃はいつも世の中がぼやけて遠くに感じられ、周りからは冷めているとよく言われていた。
1人暮らしをして初めて人生が彩り豊かになった。
この体の大きさになるまで食事を与えてもらい感謝はしている。
だから、頼まれたことはどんなことでも2つ返事で引き受けてきた。
今の言葉で言う『自己肯定感』を持ったようなことを言うと傲慢であるかのように扱われ、事業がもっとうまくいくように考えたりやったりすると強欲であるように言われ、今関係のある業者に問題があることを指摘すると人に感謝をしないと言われ、少しでも意にそぐわないことをすると怒鳴りつけられる。
言い返すと鬼の形相でもっとひどく怒るので、「わかりました」か「ごめんなさい」と言って耐えるしかない。
母が持っているアパートを手放すのはどうかと司法書士さんから言われたみたいで、母も荷重らしく手放したいらしい。
ずっと清掃などを1人で私がやっていたので、どう思うか聞かれ、「やり方を変えればまだ可能性がある物件だと思う」と言うと、「未練があるんじゃね」と言われた。
事業としての可能性を言ったつもりなのだけど、伝わらなかったみたい。
実の母親が子どものことを信用もせず全てを悪く受け止め、やる気の芽は全て摘み取る。
もう涙もでないけれど、母との色々なことがただ悲しい。
今日、仕事をしていたら母に(母が育てている)野菜が要るかと聞かれ、「はい、ありがとうございます」というと顔をしかめられた。
何かあげるという物を断ると「ありがとうと言ってもらうものだ」と言われる。
本当は母からは何ももらいたくないのだけど、関係を今より悪くしたくないのでお礼を言ってもらうようにしていたが、もう何もいらないなと心から思った。
あともう少しだけ辛抱して、できるだけ離れて自分の人生を生きよう。
