ひかる 「んん…ほのちゃん…」




保乃 「ありゃ?ひいちゃん寝れんかった?」




もう9時頃なのに、ひいちゃんが眠そうなおめめを擦りながら、メッソンを持ってリビングに出てきた。


最近ずっと生き生きしていて、あまりストレスで寝れない感じじゃないな。


じゃ、他の理由か~


そういえば、寝れない理由しっかりあるやん。


あれは7時間前のこと。




保乃 「ひいちゃん、お昼寝せんといてや~」




ひかる 「ちょっとだけ、ほんとに10分くらいだからさ…ね?」




保乃 「撮影やから、ひいちゃん起こせんよ。ちゃんと10分で起きてよ?」




ひかる 「わかってるよ~」




保乃 「ホンマに起きれる?」




ひかる 「私が起きれないわけないじゃん~保乃ちゃんったら~」




保乃 「ほんまに絶対起きてやー」




ひかる 「起きるよー」




保乃 「いってきます」




ひかる 「気をつけてね、いってらっしゃい」




それから、撮影も終わり買い出しやらして家に帰った。




保乃 「ひいちゃんただいま」




いつもは猛スピードでおかえりを言いに来るけど今日は来ない。





もしかして…







保乃 「ひいちゃんー!起きー!もう6時やでー!」




ひかる 「もうちょっとだけぇ…おねがい…」




保乃 「もうちょっとやないー!起きてー!」




ひかる 「わかったよーおはよう」




保乃 「おはよう。そういえば、ひいちゃん何分寝るって言ったけ?」




ひかる 「10分くらいかな」




保乃 「今何時?」




ひかる 「6時」




保乃 「何分寝た?」




ひかる 「240分」




保乃 「そんな丁寧に分変換しなくていいから」




ひかる 「えへへ~」




保乃 「夜寝れなくなるよ?」




ひかる 「そしたら保乃ちゃんが腕枕を…」




保乃 「だーめ、自力で寝ーよ」




ひかる 「保乃ちゃんのケチんぼー」




ということがあった。


これはちゃんと起きなかったひいちゃんが悪いな。うん。絶対そうや。




ひかる 「ねれない…」




いかにも腕枕をしてほしそうな顔で言ってくるけど、保乃はここで甘やかしたりしません!


とりあえず、心当たりがあるか聞いてみましょう。




保乃 「寝れないか~ひいちゃん、心当たりあったりしない?」




ひかる 「ないなー」




保乃 「そっかーじゃあお布団入れば寝れるよー」




ひかる 「ちょっとそれは…森田は保乃ちゃんに…えっとぉ…」




保乃 「なーに?」




ひかる 「腕枕をしてほしくて…」




保乃 「腕枕はしないって言ったやん」




ひかる 「そこをなんとか…」




保乃 「もー仕方ないな、ほらベット行こ」




ひかる 「ありがとう!保乃ちゃん大好き!」




ベットで腕枕をしたら気絶するようにすぐに眠ってしまった。


もうひいちゃんはお子ちゃまやな~






こんな感じで今日もひいちゃんを甘やかしてしまう保乃でした。