今年3月から急激な円安が進行しているため、FXを始める人が増えている。しかしFXはハイリターンであると同時にハイリスクな取引でもあるため、始める前に為替市場について十分勉強をした方がいい。FXを始める前に知っておいた方がいいことをまとめてみた。

 

為替市場が最も動くのは午後9~12時頃

 

開いている時間が限られる株式市場と違い、為替市場は月曜朝から土曜の朝まで24時間開いている。それが為替市場の面白いところでもあり、同時にFX取引を大変にしている点でもある。

しかし24時間のうちで、為替市場が大きく動きやすい時間とそうでない時間が明確に存在している。為替市場が最も大きく動きやすいのは、日本時間で午後9時~12時頃だ。

この時間はヨーロッパでは午後から夕方の時間で、同時にアメリカの時間では朝になる。アメリカとヨーロッパがどちらも日中になる時間なので、それだけ為替市場の参加者が多いためレートが大きく動きやすい。

またアメリカの経済指標の多くはこの時間帯に発表される。アメリカの経済指標は為替市場に影響が大きく、発表された直後にレートが大きく動くことが多い。

 

FX業者選びはフィーリングで

 

FXを始めるなら口座を開くFX業者を選ぶ必要がある。日本の国内外には多くのFX業者があるため、どれを選んだら良いか迷うかもしれない。

FX業者を選ぶにあたり考慮するべき要素はたくさんある。例えば扱う通貨ペアの数と種類、カスタマーサポート、トレードツール、学習コンテンツ、そして入出金のやりやすさなどだ。

しかしこれらの要素の良し悪しは基本的に主観的なものであるため、自分のフィーリングでいいと思ったFX業者を選べばいい。興味のある業者では最初にデモ口座を開設して、しばらくデモ口座で取引をやってみよう。

また海外業者には日本のFX業者にはないメリットがある。例えばXPro Marketsという業者では、1つの口座を開くことで為替だけではなく株式や仮想通貨といった他の金融商品のCFDが取引できる。XPro Marketsは海外業者だが日本語のサポートがあるので、言葉の心配はいらない。

こちらのようにFX業者の選び方を解説している記事もあるので、まずはネット記事を読んでみるのもいい。

 

FXの損失は自己破産できない

 

FXのトレードはあくまで余剰資金でやるべきものだ。なぜなら、FXの損失は自己破産をしても免責されないためだ。

通常借金をたくさん抱えた場合、自己破産をすれば借金を免責、つまり帳消しにしてもらえる。だがFXの損失はギャンブルの損失と同じで、自己破産をしても原則的には免責にしてはもらえない。

つまりFXで多額の損失を抱えることはその後の人生に非常に影響が大きくなる。FXはあくまで余剰資金でやるようにしよう。