有精卵の管理方法！！100％孵化させる方法

本日は有精卵の管理方法について解説していきます。

せっかく採卵しても孵化しない、水カビが発生してしまう、いつまでたっても孵化しない卵がある、有精卵の発生が止まってしまった、などメダカの孵化率が低いかたは、ぜひ一読してください。

孵化した針子の育て方についてはこちらを参照してください。

有精卵の管理法その１　水道水で管理する。

水道水には塩素が含まれております。この塩素は人が水を飲むために殺菌しておくためのものです。孵化した針子に対しては有害な塩素ですが、卵には無害です。

この塩素の殺菌効果を利用するために、メダカの有精卵の管理には水道水を利用します。塩素は日光に当たると消えてしまいますので、毎日新鮮な水道水に交換してあげる必要があります。

水道水を利用することによって、水質の悪化、水カビなどを防ぐ効果があります。

有精卵の管理法その２　メチレンブルーを使用する。

メダカの有精卵を管理する際、水カビ防止のため、水道水の殺菌作用に加えてメチレンブルーの殺菌作用も利用します。

メチレンブルーとは、白点病など魚の病気に対して利用される薬で高い殺菌作用をもつ薬品ですが、メダカに対しては低用量なら無害です。

おおよそ１ℓに１滴の分量で使用し、有精卵を管理している水がうっすらと水色になるくらいで十分です。

この時無精卵は青色に着色されてしまうのが特徴なのですが有精卵は着色されません。しかし、メチレンブルーを多く飼育水に入れてしまうとすべての卵が青色に着色されてしまうので注意してください。

有精卵の管理方法その３　水温を安定させる

有精卵に水カビが発生してしまう一番の原因は低水温です。低水温で低水温ではメダカの卵の発生も進みませんし孵化が遅くなってしまいます。

メダカの有精卵が孵化するまでの期間は日数×水温＝２５０度といわれております。

しかし、20度を下回ると有精卵の発生は進まず、孵化率が著しく下がり反対に30度を超えるような高温の日が続くと、奇形の可能性が高くなります。

理想をいえば25度前後で10日かけて孵化させたいところです。

有精卵の管理方法その４　日光に当てる

メダカの産卵に必要な日照時間は大体１３時間以上といわれております。有精卵にあっても日照時間がこれよりも短いと、孵化までにかかる日数が伸びてしまい、結果として孵化しない卵が出てきてしまいます。有精卵の親魚と同じように十分な日照時間を確保できる場所で管理してください。

また、日光に含まれる紫外線には殺菌作用もあります。

メダカの有精卵の管理は簡単！！

上記の事について押さえておけばメダカの有精卵であれば100％孵化させることができます。メダカの孵化率が低く悩んでいる方がいらっしゃいましたら是非実践してみてください。

また、産卵床についての記事はこちらの記事を参考にしてください。

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