おはようございます花





『まっいいか〜。』『なんとかなる!』

が口癖の訪問看護師雪ん子です。



最近のお仕事について…

私の担当のTさん。
30代男性。一人暮らし。就労支援に通所されてる。
夜間不眠、不安障害あり。家族とは疎遠


訪問看護導入後、2ヶ月程はTさんから発する言葉は『はい。』 『いいえ。』だけの一問一答。

そして、訪問回数にして20回くらい


Tさんが話をして下さった。



『おじさんが、僕のお金を勝手に使うのです。』
 



おじさんとは、どうやらお母さんの彼氏らしい。

実際、精神疾患を患ってる方の、預貯金、工賃を使い込む家族がいるのは確かです。

そして、Tさんが
『おじさんが、外は危ないから仕事以外では
でないで!』と言うから家から出られません。

『僕は休みは遊びに行きたい助けて』と

私は、Tさんの病歴をみて疑うことはなく、Tさんの為に何とかしないと!と思い、就労先、相談員さんから情報を集めました。


そして、分かった事はTさんが話して下さった方は現実には居ないという事。

つまり、おじさんの声は


幻聴



Tさんは何年も、存在しないおじさんに悩まされてきていたのだ。


この状況は、Tさんの主治医に報告させて頂き
職場でも、カンファレンスを繰り返し

訪問看護の対応として、現実と幻聴の区別をつけれるように関わる事になった




今も、まだ幻聴と現実の区別は完璧にはできていない。


ただ、休日はサイクリングに行く事ができている。


少しずつ前進


Tさんはヘルプマークを鞄につけている



ヘルプマークは

ヘルプマークの使用の対象には病気や疾患・障害などの決まった基準はない。 手助けや配慮が必要な人であれば誰でも使用でる。 自閉症やADHDなど見た目ではわかりにくい困難さがある人も使用ができる。


ヘルプマーク、少しでも多くの方に知って頂きたい