久しぶりに息子と寝る。
彼はもう隣で寝ている。
冷たい布団に嫌気を感じながらも。
妻の実家から、我が家へ帰宅の道中。
助手席で
その意思に背く、まぶたと戦い
やや上を通り過ぎて行く街灯が
まるでメトロノームのように無音のリズムを刻む。
さぞ眠かろうに。
助手席はベッドのようで。
彼にはこんな狭い車内も広く感じるであろう。
その座面。
置いた左手の小指を
小さな手で
キュッと握りながら
ついには まぶたに負けてしまい
寝てしまった。
その眠りにつくまでの会話。
気付かぬうちに
受け応えもしっかり
もうすっかり
お兄ちゃんになってたな。
今日は泣き疲れたかな。
この寝顔を見ると
悔しく、不甲斐ない気持ちでいっぱいだ。
大人の事情 大人の理由
その事でまた
子供達の望む理想を犠牲にしてしまう自分達。
そんな大人
そんな親
そんな人間に
俺達はガキの頃
嫌いで反抗してたのに。
ごめんな。
