『長い夢路』《詩》


Lyric by sai-eye


ここに ある だけが

本当は 全ての よろこび だった

ここに いる だけが

本当は 全ての 愛だった


時に縛られ

身体に縛られ

自由意志なんて なんのその

見えないものは 全て 可笑しなものと一蹴し

それなのに 見えない幻を さもあるかのように

信じる その矛盾


本当は それさえも よろこびの遊びだったのに

自ら首を絞め あしきものへと変えてしまった


生だけが 唯一無二の正義で

死は 本当に全て失い終わることなのだろうか?


それは誰が決めたこと?


この永い夢路の中

得ることに躍起になって

変わらないこと 傷つかないことで

守ろうとしていた 小さな自分


それさえも 愛しく想ってみる


どんな生き方も

否定されるべきじゃない

整えるのは 自分だけ

それに世界が呼応するから

あなたの生は いつだって あなたが決めるべきこと


ここが終われば

目が覚めて また 違う場所で 遊びだす


この永い夢路

時と 友になろう

身体と 友になろう


わたしからひらいて

それに世界が呼応するから


かわいらしいぐらい いびつなもの

鋭くて素直すぎて 真っ直ぐなもの

そこに どうか そうしていてください


ここに ある だけが

本当は 全ての よろこび だった

ここに いる だけが

本当は 全ての 愛だった