イタリア旅行記 5(最終回) | 降っても晴れてもパリ。

イタリア旅行記 5(最終回)

トスカーナ旅行もクライマックス。
花の都で華やかな夜を過ごしたわたくし。


今日は私がフィレンツェを案内してあげてもいいよ!


降っても晴れてもパリ。


そんな、ちいちゃなガイドさん。


さてさて、誰でしょう?








降っても晴れてもパリ。


はやくおいでー!!



そう、我らがアイドル、アリリン姫



すごく人見知りちゃんで、ママの後ろに、
もぐりこむように隠れていたアリリン。



降っても晴れてもパリ。


一緒にお茶をして、少しずつ、少しずつ、
ゆっくり話しかけていると、


アリリン、エンジンがかかりはじめました。



「アリリン、写真とってあげてもいいよー!」 

私のカメラで写真を撮ってくれるとのこと。




というわけで、アリリン作品を初公開!



さん!


に!


いち!!






降っても晴れてもパリ。


題:「座りたいの?立ちたいの?酸っぱいの?」



なんというシャッターチャンス!


まるで、便座のないトイレに座ろうとしているかのような

かなり、躍動感のある写真に仕上がっています。



これは・・・ママをも凌ぐ、
フォトグラフ界の巨匠になる日も近いでしょう。



Polidoroさん&アリリン、
ガイドとカメラマン、本当にありがとう!!!

今度はパリに、3人で遊びに来てね!!





アリリンと、パリでの再会を誓い合った後は、


連日連夜の美味しい食事で、
少し重くなった体を少しでも軽くするため、

小高い丘の上にあるミケランジェロ広場へ。




ルネサンスの都、フィレンツェは・・・・


降っても晴れてもパリ。

街そのものが、ルネサンスの美術品!



街を遠くから眺めて思ったこと。



パリもフィレンツェも、甲乙つけがたいほど美しく、
“絵から抜け出てきたような街”の、横綱対決。


パリの中心部は、自然も建物も景観も、
すべて人間がコントロールしている印象だけれど、
(だからこそ、パリには「統一美」があるのでしょう)


それに対してフィレンツェは、
パリと同じように溜息が出るほど美しい街だけれど、
例えば河岸の自然に手が加えられていなかったりして、
華やかな印象と同時に、素朴な印象も受けます。


誰かの、何かの詩で、

「花を与えるのは自然、編んで花輪にするのは芸術」

というようなフレーズがあったような、
そんな朧げな記憶があるけれど、

私のフィレンツェのイメージはそんなかんじ。
(うまく説明できない。)




そんなフィレンツェの街をバックに写真をとると、



降っても晴れてもパリ。

まるで、合成写真のような仕上がりに。




さて。


フィレンツェと言えばルネサンス。

ルネサンスと言えば・・・・





降っても晴れてもパリ。


ちょ・う・こ・く!




前にも言ったことがあるかもしれませんが、
私は彫刻を見るのが大好き。


彫刻の、後ろ姿の写真も集めているほど。



こんな私が、フィレツェなんかに来た日には・・・




降っても晴れてもパリ。

そりゃー、浮かれるわ!!

そりゃー、ポーズもとるわ!!





降っても晴れてもパリ。


そりゃー、彫刻になりきるわ!!




でもね。分かってるの。

いつまでも彫刻になってるわけにはいかないって。

さよならの時が来るって。



さ~よな~ら、あなた~ 

わたしは~ か~えります~。

(※けっこう調子に乗りやすい性格。)





そんなわけで、ついにイタリア旅行も終盤。

パリへの家路に着くことになってしまいました。



旅行の終盤って、何かものさびしいわよね。

日曜日にサザエさんのエンディングを見た時のような、
胸が少し締め付けられるような感覚に似ています。(わかる?!)




胸が締め付けられている合間に、ラテン国の高速道路で思ったこと。


降っても晴れてもパリ。


車間距離が、やたら近いということ。

前の車を追い抜きたがるということ。

後ろの車に追い抜かれると、悔しがるということ。



追い抜こうとすると・・・・


降っても晴れてもパリ。


そうはさせまい!! とムキになって

追い越しを阻止しようとする人がいるということ。




・・・・・・子供ですか?




ラテン国を、ラテン人とドライブするのは、
日本人の私にとってはなかなかスリリングです。




さて、そんな私が向かった先。


トスカーナからミラノへ向かう途中の小さな街、パルマ!


shinomaiさん 曰く:

「え、パルマ?観光地じゃないし、見る所はほとんどないけど、
 食べ物はおいしいよ!」




見るとこないのね。じゃあ、食に走ろう!(いつもそれ)


と、たどり着いたパルマ。





降っても晴れてもパリ。



・・・・・・・・・・。


え、えっと・・・・





降っても晴れてもパリ。



・・・・・あ、あの、ごめんなさい?




見所満載 なんですけど??!



あ、あれね?

ヨーロッパ、特にトスカーナなんかにお住まいだと、
「見るところ」の感覚が、若干麻痺してくるのね?!




パルマは、全く期待していなかったけれど(失礼!)
観光客もあまりいなくて、落ち着いたかわいらしい街。

そしてまたもや現地調査をしてたどり着いた、
パルマ料理のレストランもすごく美味しかったのです。

レストランのお兄さん曰く、

「ナカータ!ナカータ!」が、よく来ていたらしい。
(↑サッカーの中田選手よね?)




で、なになに?


そもそもなぜ、パルマへ行ったのか、ですって?


それはね・・・・




ミラノはサローネ(国際家具見本市)開催中で、
ホテルが満室、もしくは、値段が数倍に跳ね上がっていたから!




私たちみたいに、最後の最後にホテルを決めるなんて、
日本の方はそんなことされないのでしょうけど、

もしいつの日か、ミラノにふらり旅されたい方は要注意よ!




え?だから、ミラノには結局寄らなかったのか??


んもう、ちゃんと寄ってきたわよ!!



降っても晴れてもパリ。


3時間だけ。


ドゥオーモ見学、レストラン、靴屋さんめぐり。

そんな盛り沢山のミラノ3時間コースを実現できたのは・・・


ミラノ在住の素敵なほんわかカップル、

「イタリアで過ごす日々」 の、
myartrishさんご夫妻のおかげ!!


グラッツェ・ミッレ!!!




旅をすると、発見と再発見がある。


古人の偉業、芸術や自然、街並の美。

一緒に旅する人の、今まで知らなかった一面。

気の合う人たちと過ごす時間は、あっと言う間であること。

遠慮を少し忘れると、出会いがあるということ。

食事も旅行も、腹8分目が良さそうだということ。


そして、「旅ができる」というのは、

私には「日常」があるということ。

帰る場所、帰る家があるということ。


家に帰ると、ホッとする、ということ。




パリに着いて、旅の思い出を反芻しながら、
こんなことをぼんやり考えました。


パルマで仕入れた生ハムをつまみに、
キャンティの赤ワインを飲みながら、

「来年とは言わず、また秋くらいに行きたいね!」

と、戯言をいいながら。



(おしまい)



今回のイタリア旅行にあたり、情報を下さったみなさま。
イタリアで見ず知らずの私たちをもてなして下さったみなさま。
こんな長い旅行記を最後まで読んで下さったみなさま。

本当にありがとうございました!

↓↓↓↓
人気ブログランキングへGO!!