イタリア旅行記 1 | 降っても晴れてもパリ。

イタリア旅行記 1

5時半にベッドを出て、6時半に家を出た。



降っても晴れてもパリ。



ぼんやり頭で朝もやのパリを眺めながら、

運転手さんにラジオ・クラシックをかけてもらい、
タクシーの中でうたた寝しながら空港に着くと・・・・



降っても晴れてもパリ。



前にも・・・・



降っても晴れてもパリ。



後ろにも・・・・



バカンス恒例の、民族大移動の列。


「すみません、ムッシュー、ムッシュー!!
 あと15分で出発するので割り込ませてもらえませんか?!

「わるいがね、僕たちは、あと10分で出発なんだよ!」



「なんだよ、この混雑は!!バカンス、ずらして取れ!
 ああ、もう、うんざりだよ!プフー(溜息)

「そういう自分こそずらしてとればいいのにね(ひそひそ)」




とまあ、大変な騒ぎ。



多くの日本人がきっとこう思うであろう。


「繁忙期だって分かっているなら、航空会社の人員を増やせば
 お客さんを待たせずに済むのでは?効率的なのでは??」


しかし、私はおそらくこうでないか思う。


世の中がバカンスのときは・・・・


航空会社職員もバカンス中なのでは?



そんなバカンス大国フランスを脱出し、
やっとたどり着いたお隣のラテン国、イタリア。


イタリアと言って思いつくことは多々あるが、
イタリアといえば、私はやっぱりイタリア車!


ドイツ車が頼れる男性なら、イタリア車は気まぐれな女性。
とびきり美しいが、お手入れを怠るとすぐに機嫌を悪くする。


フェラーリ、ランボルギーニ、マセラッティ。
アルファロメオも捨てがたいわね。うふふ。



というわけで、今回の旅の相棒は・・・



降っても晴れてもパリ。


イタリア車・ランチャー!!

(ま、レンタカーなのでフェラーリなんてありませんしね。


スーツケースをトランクへ放り込み、
パニーニーを口に放り込んで腹ごしらえして・・・


いざ、トスカーナへ、GO!!



降っても晴れてもパリ。



ミラノからトスカーナへの行き方は至って簡単。

ミラノから、ナポリまで突き抜けている高速道路A1を
ローマ方向へひたすらひたすら走らせるだけ。




降っても晴れてもパリ。



車を走らせること約4時間。

トンネルがやたらと増えてきたら、そこはもうトスカーナ。



降っても晴れてもパリ。



パリ近郊は、空と地平線のまっすぐな境目が印象的だが、
ここトスカーナは、延々続く山と空の、なみなみの境目が印象的。



さて。

もうそろそろ、お気付きの方もいらっしゃるのではないかしら?


「おや、雲行きが、あやしいぞ???」



血液型に星占い。霊感、オーラ、エトセトラ。

世の中には目に見えない「何か」が存在していて、
世の中にはその何かを信じている人も多いと聞く。


私、そんな類いは信じません。そんなの嘘よ、迷信よ。


そうよ、そんなの嘘に決まってる。


私が・・・このわたくしが・・・・




雨女だなんて!!



ええ、ええ、そうです。
私、長期の旅行に行くと雨が降るんです。


今回は、トスカーナの空から、
雷雨のウェルカムサービス。

やっとたどり着いたシエナでは、
土砂降りの大サービス!


この雨が、2009年のキャンティワインの、
「恵みの雨」であることを祈ります・・・・。



(つづく)



「私は晴れ女で、旅行中雨なんて降ったことなかったのに!もう、あんたのせいよ!」旅は道連れ、世は情け・・・容赦ない。雨女と口を滑らせてしまったせいで八つ当たりされたことがある、そんなあなたも応援クリックよ!
↓↓↓↓
人気ブログランキングへGO!!