あの人は
今までの自分と全く一緒やった

してきたことも
されてきたことも
全部が自分と一緒やった
傷つけられたら
傷つけたらいい

開き直ってた

こうなったら
もう終わりやろ。って

それならとことんそうしよう。
って逃げてたんかな

自分だけじゃないんや
って少し救われた気持ちにもなった

でもそんなこと繰り返しても
意味がないって
最近わかったの

変わりたい。って
真剣に思った

大切に思う人ができたから…。
ここ最近
嫌なことが続きすぎて
頭が破裂しそう

学校に行く気分にもならん
話し掛けられるのが
正直めんどくさい…。

もう嫌やなあ
なんでこうなるんやろ…
情けない。

仕事に専念しようかな。

中学二年ときの夏休み
レンは瞳の家にきた。

小さくて可愛かった
まだ散歩にも行けんくて

やっと行けるようになって
外に出したら

怖がって歩こうとしないの
すぐ地面に座り込んで

結局瞳が抱っこして
散歩してたなあ…



お昼…ママに起こされて
ママの一言目が

レンが死んだっ…

やった


瞳はぁ。
嘘なんかホンマなんか
わかりたくもなかった。

ずっと布団にうずくまって
泣いてた。何分かたって
夢やと思ってベランダ見ても
レンはおらんかった

現実かあ。
と思いながら

リビングにレンが
いてるのわかってたけど

レンを見ることが
なぜか無理やった…

ママに迎えの車が
いつくるかわからんから

早く手合わしなさい
って言われたのに

リビングまで行って
箱が見えた瞬間
やっぱり無理や…と思って
自分の部屋に戻った

ピンポーンって鳴って

瞳は.ほんまにこれが
最後なんや。と思って
リビングに行ってレンを見た

痩せこけて
いつも瞳に飛びかかってくる
元気なレンじゃなかった

レンの顔が
毛布に隠れて見えんかった

最後くらい
顔みてなでてあげたら
よかった。


迎えが来てるから
もうそんな時間もなくて

箱をガムテープでとめる
ひろし君に

ちょっと待って
とも言えんかった

なんか一言でも喋ったら
また泣いてしまうの
わかってたから

めっちゃ後悔してる
もう動物は
瞳には無理や

ちゃんと顔みてあげたら
よかった
なでてあげたらよかった


四年って短いよな
短すぎるやんなっ……



レンぁりがとうね
こんな飼い主でごめんなさい


四年間ぁりがと