中学二年ときの夏休み
レンは瞳の家にきた。
小さくて可愛かった
まだ散歩にも行けんくて
やっと行けるようになって
外に出したら
怖がって歩こうとしないの
すぐ地面に座り込んで
結局瞳が抱っこして
散歩してたなあ…
お昼…ママに起こされて
ママの一言目が
レンが死んだっ…
やった
瞳はぁ。
嘘なんかホンマなんか
わかりたくもなかった。
ずっと布団にうずくまって
泣いてた。何分かたって
夢やと思ってベランダ見ても
レンはおらんかった
現実かあ。
と思いながら
リビングにレンが
いてるのわかってたけど
レンを見ることが
なぜか無理やった…
ママに迎えの車が
いつくるかわからんから
早く手合わしなさい
って言われたのに
リビングまで行って
箱が見えた瞬間
やっぱり無理や…と思って
自分の部屋に戻った
ピンポーンって鳴って
瞳は.ほんまにこれが
最後なんや。と思って
リビングに行ってレンを見た
痩せこけて
いつも瞳に飛びかかってくる
元気なレンじゃなかった
レンの顔が
毛布に隠れて見えんかった
最後くらい
顔みてなでてあげたら
よかった。
迎えが来てるから
もうそんな時間もなくて
箱をガムテープでとめる
ひろし君に
ちょっと待って
とも言えんかった
なんか一言でも喋ったら
また泣いてしまうの
わかってたから
めっちゃ後悔してる
もう動物は
瞳には無理や
ちゃんと顔みてあげたら
よかった
なでてあげたらよかった
四年って短いよな
短すぎるやんなっ……
レンぁりがとうね
こんな飼い主でごめんなさい
四年間ぁりがと