Extreme Guangzhou

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中国広州にて英語教師をしているExtremejelloが、
日々の発見や出来事を綴るブログです。

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「英会話学校について語る」第三弾。(需要あるのか分からないけど・・・。)



英会話学校は、金の亡者か?



2ちゃんやブログなんかで、よく見かける英会話学校に対する批判。
「講師やカウンセラーは、お金のことしか考えていない!」
これは本当かって?






嘘に決まってます!!!!!

正しくは、「お金のこと考えている」です(笑)






英会話学校は、学校といっても、企業ですから、儲けが必要です。
じゃないと、良い教材も作れないし、良い講師も雇えない。
イコール、良いレッスンが提供できません。
ボロい教科書を使って、汚い教室で、レベルの低い講師になんて、
誰も教わりたくありませんよね。

英会話学校(特に学校数の多い大手)には、
上から課されたノルマがあることは事実です。
これはもうネットでも色々なところで書かれていますし、
周知の事実ですから、隠すことも無いかと思います。
毎月、ノルマを達成するために、スタッフが色々やりくりしているのも、
否定はしません。月末は苦しいのも本当です(笑)

でも、だからといって、お金のことしか考えてない!と言われたら、
そこは否定せざるを得ません。
少なくとも、私が一緒に働いていたスタッフ達は、
ノルマを達成しつつも、生徒さんの上達のために、
最善の策をいつも思案していました。

ミーティングはもちろん、雑談時でも、
「あの生徒さん、なかなか上達しないけど、
何かしてあげられることないかな」「あの生徒さんに最適の練習方法って、
何かないかな」「こんな生徒さんには、どう教えればいいかな」など、
いつも同僚と意見交換していました。

私の個人的な意見ですが、
会社や上の人がどう考えていようが、
現場にいる講師は皆、純粋に生徒の上達を願っているはずです。
「この生徒が上達したら、お金になるから」なんて考えていません。
そもそも、そんなシステムでもないし(笑)
TOEICクラスの生徒のスコアが上がったからって、
講師の給料が上がるわけではありません。
でも、スコアが上がったら、一緒になって喜ぶし、
下がってしまったら、一緒に何がダメだったのか考えます。
教えているときにお金のこと考える余裕なんて、ないですよ。

それに、英会話講師なんて、そんな給料高いわけでもないし、
そんなにお金好きだったら、そもそも講師していないと思います。
他に給料良い仕事、いくらでもあるでしょうから。
教えることが好きで講師をしているんです。

それでも「この講師も、どうせ私たち生徒のこと、
金ヅルとしか見てないんでしょ」と思われていたら、とても悲しいです。
そう思っている方がいらっしゃったら、
ぜひ見方を変えて頂きたいです。






ネットでよく出てくる、英会話学校とお金に関するもうひとつの噂。
それは、「わざと低いレベルに生徒を入れる」というものです。
つまり、「長くスクールに在籍させてお金を取るために、最初の時点で
低めのクラスに入れて、教材費も上乗せでオイシイな~」ということみたいですが、
これは半分本当で、半分嘘です。

例えば、初級・中級・上級と3つのレベルのクラスがあったとします。
(実際はもっと細かく分かれていますが。)
でもたまたま、中級レベルの人がいなくて、クラスが開講されていない。
そこに、中級レベルの人が入学してきたとします。
ここで理想は、もちろん中級クラスを開講することですが、
講師のコマ数がいっぱいいっぱいだったりして、
開講することが出来ないこともあるんです。
講師といえど人間ですから、休憩も必要ですからね。

そうすると、苦渋の決断として、初級のクラスに入れて、
後にスケジュール調整ができたら中級を開講して、
移ってもらうというのが一番現実的なわけです。
なぜ初級かというと、上のクラスに無理に入れて、
「やはりキツイのでレベルを下げましょう」とは言いにくいですし、
生徒さんもショックだと思います。
それより、少し簡単なところから、上に上がったほうが、
スムーズですし、モチベーションも保てます。
それに基礎を何度も勉強することは、決して悪いことではないです。
難しくて良く分からないクラスを無理やり受けるよりは、
よっぽどためになるはずです。

確かに、「生徒がひとりしかいないのに、クラスを開講するのは、
コスパが悪い」と考えているともとれますので、
お金が全く絡んでいないわけでは無いですが、
少なくとも「長く在籍させよう」とか、「テキスト代を少しでも取ろう」とか、
そういうことが理由では決してないということを
分かって頂きたいな~と。

・・・まぁでもこの方法がとれるのは、あくまで「初級を受けても
得るものがある中級者」であった場合で、
そうでない場合は、私の学校のマネージャーのような心優しい人が、
ひとりでも中級クラスを開講しちゃったりするんですけどね。
そして、結局私が昼休憩を犠牲にするハメになるという(笑)
いやいや、生徒のためなら、構わないですけどね!(泣)








いかがでしたでしょうか。
正直、英会話学校とお金は切っても切れない関係です。
それは否定できません。
でも少なくとも、一番近いところにいる現場のスタッフは、
生徒の上達を心から願っていますよ!

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