西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜 -10ページ目

西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜

西洋占星術やってます。
読めます。
出生時刻がわからない場合は、推定して読みます。
後から正しい時刻がわかった場合にも、記事は削除しません。

冥王星しし座時代(1957年まで)。

日本史における太平洋戦争(大東亜戦争)は、かに座ではなく冥王星しし座時代のできごとなのだが。

そのあとにつづく、「戦後」と呼ばれる時代、いわゆる「焼け跡からの再出発」などと呼ばれるあの時期は、すべて冥王星しし座時代に属する。

 

ネットが普及する以前、ないしは普及してもとくに使おうとしない人々にとって、だれでも無料で読めるマンガといえば、「はだしのゲン」であろう。なぜって、学校の図書館に、かならず置いてあるから。

反戦マンガとして知られる「はだしのゲン」は、実際に読んでいた記憶から言うと、やたら次々と人が死ぬマンガで、むしろここはホラー漫画に分類したい(笑)。 そのうえ実話ベースだと言われるから、なおさら怖い。戦争があると、こんなに悲惨なことになります、というアピールに成功している、という意味ではたしかに反戦マンガかも…!?

そんな「はだしのゲン」は全10巻のうち、じつはわずか2巻か3巻までで戦争は終わり、だから話の大半は戦争ではなく、「戦後体験」を描いた作品だ。

やたらとハデなできごと、ハデな描写が続くので、子どもの頃、飽きもせず何度も読んでいた記憶があるのだが。いま振り返ってみると、登場人物が次々と死んでいく、激しいストーリー展開のわりには、そこに描かれていたのは、単なる日常生活だけなのだ。

 

 

 

 

 

 

「はだしのゲン」は、見方によれば、冥王星しし座時代の庶民生活を描いた作品ということになるが、当時は、生きていくことじたいが大変で、日常生活そのものが劇的だったのだ。

文字どおり「食っていくだけでも大変」な時期でもあり、きょうの食料を調達してくるだけでも、ドラマになる。

そんな時代。

 

 

 

 

 

 

勝つか負けるかの二択なら、もちろん勝てるほうが良い。

裕福/貧乏なら、もちろん裕福なほうが良いに決まっている。

だが、そうした尺度、良し悪しとはまったく別の観点から見て。当時はなにもかもがドラマチックで、生きているだけでも劇的だった。のだ。

 

なぜだろう?

しし座時代だからだ!!

 

 

 

 

 

 

戦争中や終戦直後の苦難について 話を聴かされて、

「それに比べて、おまえたちは恵まれている」という言いかたをされると、当時は教育を受ける立場にいたわたしは、内心ひどく反発したものだ。

あの頃を生きたおまえらは、人生ぜんぶが劇的で、生き延びるだけでも価値がある。

それに比べて、いまや生きるも死ぬもなにもかもが無価値。

生きることに意味があったおまえらが心底うらやましい!

と。

 

 

 

 

 

 

戦争がどれほど悲惨か理解しました。あのような過ちを二度とくり返してはならないと思います―――なんて、教師に指示されたとおりの「心にもない」作文をこなしながら、本当の本音は、あの頃が心底うらやましい。戦死でも餓死でも強姦殺人のターゲットでも良いから、寿命なんて何歳だって良いから、あの時代に生まれたほうが、よっぽどマシだ!―――などと、本気で思っていた。(言えなかったけどね。笑/苦笑)

 

まあ、冷静に考えてみれば、いかに激動の時代といえども、当時だって、死ななかった人のほうが、はるかに多いはずだ。

しかし、「おまえら軟弱者には、あの時代を生き抜けるはずがない」と言わんばかりの、極度に美化された伝えかたには、やはり反感しかありませんでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わりなき日常を生きろ」というある方面ではものすごく評価の高い、名著とされる本があって。1995年、オウム真理教によるテロ事件の直後に書かれたこの本は、冥王星時代論でいえば、冥王星さそり座時代のさいごの年に出された、冥王星さそり座時代を総括するような一冊。

 

死の危険があった、あの時代がうらやましい!

と考える人間は、じつはけっこう多くいて、そういう人たちに向けて、これからも、つまらない日常生活はずっと続いていく。第三次世界大戦は起こらないし、宇宙戦争も起こらない。

一大カタストロフがやってくることはないのだから、有事という非日常に期待するのが、そもそもまちがいなのだ。そんなことを書いた本。正確な内容はもう忘れてしまったのだが、子どもの頃からずっと感じていたもやもや感に、正確な気づきを与えた、という意味では、わたしにとっても、とても大きな一冊だった。

 

 

 

 

 

 

その後、西洋占星術に出会い、冥王星時代論にも出会う。

そのようにして、あけつけな、身も蓋もない結論に導かれ、そこに落ち着くことになった。

すなわち。

冥王星しし座時代以上に、劇的な/ドラマチックな時代だと、そもそもほかにありうるはずもないのだ。

という。

 

冥王星しし座時代は、もっともド派手で、ドラマチックな時代。

生きているだけでも劇的だった、という意味では、それ以上すごい時代なんて、いくら待っても、やってくるはずもない。

1940年ごろから1957年ごろまで続いた、あの、どうしようもなくエキサイティングな時代をお望みなら、次は、2188年ごろ(次の冥王星しし座時代がめぐってくる時期)まで、お待ちください―――。

 

 

 

 

 

 

冥王星しし座時代は、あまりにも劇的だったので、あの時代を生きたものなら、誰しもあの時代を語り継ぐ。忘れられるはずなど、ないのだ。あまりにも「重すぎる」体験をして、生涯そのことを口にはできなかった者でも、忘れることは、決してできない。

 

「戦争の悲惨さを、決して忘れないようにしましょう。」

などと叫ばなくても。そもそも忘れるはずもないのだ。

当時を体験した者なら、生涯それを忘れやしない。

語りつづけた者も、口をつぐんでいた者も。

あの時代の記憶こそが、人生の中心、生涯の基盤となる。

だれもが そのような生き方をするのだから、

「あの時代の記憶」だけが、まるで望郷の念のように、育つ。

あの時代を体験していない、後続世代にまで、甚大な影響を与える―――。

 

 

 

 

さすが百獣の王。 しし座は偉大です。

 

 

応援してください♪

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占星術へ

 

よかったら読者登録お願いします♪

どくしゃになってね!