拝啓、
今日は若干晴れております。
風が気持ちいいので、窓を全て開けて、西洋クラシック音楽をかけながらの更新です。
今回は、ちょっと堅い話をいたしたいと思います。
野田首相が先日、アメリカのホワイトハウスを訪れ、日米共同声明を発表しました。
大きな柱は3つ。
①安全保障の強化
②経済協力の促進
③エネルギー安全保障の前進
そのための、東アジアサミット(EAS)やアジア太平洋経済協力(APEC)などの国家(エコノミー)間協力の促進を掲げております。
歴史的に見ても、この二つの協力枠組みは、日本のイニシアティブ無しには誕生しなかっただけに、個人的には、共同声明に盛り込まれているのは、誇るべき事かと思われます。
アメリカは、俗に言う「アジア太平洋への回帰」以前は、当協力枠組みに不信感を抱いていたため、若干の変化も歓迎すべき事です。
もちろん、各メディアが報道しているように、考慮すべき問題や課題もあるかと思います。
よく、中国の軍事力拡大へのけん制を報じられておりますが、アジア太平洋という広範囲な枠組みで見ると、国際的な信用土壌の発達や相互理解も必要ですし、冷戦時代のような「AかBか」のような二極論的議論と申しますか、敵の存在認識の必要性は改める必要があるかと思います。
また、日本やアメリカ双方に言えることではありますが、内政が比較的不安定な状況なので、世論をあまり刺激しないような声明になっているのも考慮する事でしょう。
今年の9月には、日本では与党である民主党が代表戦を行い、11月にはアメリカでは大統領選もあることから、当声明が重要であることと同時に、極端さには欠ける印象は否めません。
この6年ぶりの声明が、今後の日米と東アジアの安全保障体制にどのように影響を与えるのか、今後見ていく必要はあるかと思います。
敬具
追伸
今回の日米の共同声明は以下のURLから確認できます。
http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/pmv1204/pdfs/Joint_Statement_en.pdf