愛猫は下のキバが少し外側にかたむいています。

たまにくちびるに引っかかってにやけた顔でこっちを見てきます。





いろんなペット保険会社の資料を読むと、

多くのペット保険会社に『共通する項目』と『違う項目』があることがわかります。




今日はペット保険の基礎を知るためにも、

『共通する商品内容』についてまとめてみました!





主な共通点

① ペットの治療費を補償するもの

② 全国すべての動物病院で使える

③ 補償できる金額や日数が決まっている

④ 予防・美容などには使えない

⑤ すでに病気の子は入れない





① ペットの治療費を補償するもの

ひとつめの共通点は『ペット保険=ペットの治療費を補償するもの』ということです。

動物病院でかかった治療費を補償する、つまり人でいう健康保険に近い商品です。



保険と聞くと、生命保険を想像される方も多いのではないでしょうか?

一部、ペットが亡くなった際の葬儀費用を補償してくれる商品もあるようなのですが、一般的には亡くなった時にお金がもらえる内容ではありません。


飼っているペットが亡くなった際にお金がもらえるとなると、よからぬことを考える方もいそうで、ちょっと物騒な気もします…





② 全国どこの動物病院でも使える

ペット保険は全国どの動物病院でも使えます。


一部『窓口精算』といつ『提携している動物病院なら、窓口で保険証を見せるだけで保険金が受け取れる』というサービスを提供している会社があり、このサービスは提携病院でしか使うことができません。

しかし窓口精算に対応していない病院でも、後で請求すれば保険金がもらえます。


ペット保険に入らない方のコメントを見ていると『通っている動物病院ではペット保険が使えないから』という理由を挙げている方がいらっしゃいました。

この方は窓口精算と保険金請求そのものを混同してしまったのでは、と思います。




③ 補償できる金額や日数が決まっている

多くのペット保険には限度金額、限度日数があり、いくらでも保険金が返ってくるというわけではないようです。


『補償割合が100%』と謳われている商品でも、限度金額によっては補償割合が70%の商品のほうが多く保険金をもらえるという場合もあるようです。



例)

A商品

 補償割合100%、限度金額が1日6,000円まで


B商品

 補償割合70%、限度金額が1日12,000円まで


診療費が1万円ならA商品は6,000円、B商品なら7,000円返ってきます。






④ 予防・美容などには使えない

ペット保険はあくまでペットの『治療費』を補償する商品です。健康診断などの予防にはほとんどの場合、保険金がおりません。


【主な対象外】

・健康診断

・ワクチン接種

・避妊・去勢手術などの予防処置

・トリミングなどの美容関係 など


人の病院でも人間ドッグや出産関係、インフルエンザワクチンなどは健康保険が使えないと思いますが、これと同じと考えるとわかりやすいです。





⑤ すでに病気の子は入れない

病気の種類にもよりますが、悪性腫瘍や心臓病、腎臓病などの重篤な病気にかかっている場合、ペット保険には加入できないようです。


下痢や風邪などの比較的軽い病気であれば、加入できることもあるようですが、加入前に発症した病気はペット保険に入っても補償対象外となってしまうこともあるとのことでした。


ペット保険に関する記事を読んでいると『いつか入ろうと思っていたら病気になってしまい、加入できなかった』といったコメントも目にしました。

迷っているなら早めに加入しておいたほうがいいでしょう。