精神病患者への差別をテーマにした医療漫画を読んだことがあります。
主人公の研修医は精神病に研修医として配属され、統合失調症の患者、精神病患者になりすまして精神病への差別を無くそうと精神病棟の実態を探る新聞記者と向き合います。
漫画の続きが気になる方は、「ブラックジャックによろしく」を読んで下さい。
私が今日のブログで言いたいのは、精神病患者や知的障害者への差別を無くすことは難しい、実質不可能ではないかと感じたということです。
私は双極性障害を患ってから、精神科に通院しています。仕事に復帰してからも、定期的に会社を早退して病院に診察を受けに行っています。
私が通っている病院は、都内のベッドタウンの駅からほど近い場所にあります。
精神科を専業とした病院なので、患者はほぼ全てが精神を病んでいる人ということになります。
この病院、目の前にちょっとした広場があるのですが、ここにたむろするホームレスが、通院してくる患者にちょっかいを出してきます。
「おい、キチガイ! キチガイ! ワハハ~。」
なんなんでしょう。
ホームレスにすら人権否定される精神病患者達。
私もホームレスにちょっかいをかけられたことがあります。
その時は「そういうことは働いて、ホームレスやめてから言え。」と相手にしませんでしたが、ショックを受けたのはその直後。
私の前を歩いていた子連れの母親が「あの人見ちゃダメ!。」と私を見て子供に言ったのです。
私は会社を早退して来たので、スーツを着用して、身なりは整えていたのですが、母親の矛先はホームレスではなく私でした。
これには正直、凹みました。
ホームレスより、精神病患者の方が怪しく見られるんだと。
その時気付いたのは、私の中ではホームレスはサラリーマンより下だと思っている自分もいるという事でした。
世の中、比較対象で、自分は他人より優位なポジションに立っていたい。
病気やハンディキャップを持っている人は可哀想だけど、その可哀想な人が自分に危害を加える可能性があるとしたら、全力で遠ざけたい。
近寄って来てほしくない。
関わりたくない。
そんな感じじゃないかと思います。
今日、会社から帰る通勤電車の車内で、知的障害があると思われる男子高校生風が私の隣に座りました。
ここのところの気候の激しい変化で疲れて目を閉じて座っていた私は、隣に誰か座った事には気付いたのですが、直後は何事も起きないだろうと思っていました。
この男子高校生風はパンパンに膨れたリュックと、これまたパンパンに膨れた手提げかばんを2つ持っていたのですが、手提げかばんを私のカバンに寄りかけ、そのかばんを肘掛けがわりにして、私に寄りかかって来たのです。
何が起きたか理解できなかった私は、ヤクザかチンピラにでも嫌がらせをされたのかと思い、慌てて目を見開くと、そこにあったのは若くて小太りな男が爪を噛みながらスマホをいじっている姿でした。
長くなりましたので、つづきます。