미행~shadow~ 14 | EXO's World 。… .:*:・'°☆

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カメ更新ですが気長によろしくお願いします

[ I'm a sissy ] side L


翌日、練習中でも、タオに韓国語を教えてる間も、ミンソクのことばかり考えていた。


はやく会いたくて堪らなかったんだ。


「(るぅちゃんってばずーっとぼーっとしてるよ?どうしたのさ?)」


「 韓国語で言えない奴には教えてやらない。」


「(??何言ってるかわかんないよ!)」


「(なら、余計なことを喋らないで勉強してろ。)」


「(るぅちゃんの意地悪!)」


ふたりでにらめっこ状態で言い合い、時間は過ぎていった。





♪ー♪ー♪


机の上に置いてあった携帯が震えた。
確認すると、セフンからメールがきていた。

すぐさま鞄を持って立ち上がると、吃驚しているタオに呼び止められる。

「(るぅちゃん?!どうしたの?)」

「(悪いな、タオ。後は一人で頑張れ!)」

まだ何か言いたげなタオに背を向けて部屋を飛び出した。


階段を駆け降りてミンソクの居る練習室へと急いだ。


途中で何度も人にぶつかりそうになったけど、構わず走り続けた。


やっとたどり着いたときには、肩で大きく呼吸するくらい乱れていた。


ガラス越しで見えるミンソクの姿。


自然と顔が緩むのを我慢してドアノブに手を駆けた時だった。


ミンソクが俺の知らない男に抱きついてじゃれていた。


顔をしゃくしゃにして笑い合うふたり。



また、俺の勘違い?


だけど、心がざわつく。


あのときと違うのは、ミンソクから男に触れていること。


「あ、ルハニヒョン。」

後ろからセフンが来て呼ばれるけど、振り返ることができない。


だって、


「え、ヒョン?!」


今の俺は、


「ごめん、セフン。」

「え?ちょっ?!ヒョン!!」


声も掛けられない意気地無しな男。



また俺の勘違いかもしれないのに、


確認もできないまま、


その場に居たくなくて、逃げた。



ああ、俺ってほんと、、。