カットの声に
まだ
僕は動けないでいた
立ち尽くす僕の頬から
ポタポタと落ちる雫を
拭うことも出来ずに…
Meanの声が聞こえた
「Plan」
Tinではない
Meanの声だ
自分の名前を呼ばれているのは分かっても
僕の身体は動こうとはしなかった
「…Can」
それは間違いなくTinの声だった
ハッとする僕
「Tin!」
弾けるような感覚に突き動かされて
そのままTinの胸に飛び込んだ
僕が傷付けてしまったそこは
広くてあたたかくて
寛容だった
「Plan…」
見上げると
Meanが笑ってた
「手、痛くなかった?」
僕の右手を掬うように持ち上げると
そっと包み込んでくれた
「…大丈夫」
「良かった」
この
ぐちゃぐちゃの感情を
どう表して良いのか分からなかった
「Tin…」
呟くと
また涙が溢れた
僕の感情なのか
Canなのか
まるでコントロールの効かないそれを
どうすることも出来ないでいた
「Plan」
「Plan」
Meanは何度も僕を呼んだ
宥めるように背中をさすってくれる
そしてまた
何度も僕の名前を呼んでくれた
「Mean」
そう呼ぶと
Meanは嬉しそうに頷いて
「Plan」
また
僕を呼ぶ
大きく深呼吸をすると
すべての感覚がリアルに感じられた
周りにいる人たちの音や声
ザワザワとした空間が戻る
Mean
僕は
声に出さずに彼の名前を呼んだ
Mean
Mean
これが台詞なら
彼の名前を呼んで
その目を見つめて
ありったけの想いを込めて
君が好きだと
言えるのに
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