以前、「モンスター宗教・モンスター信者」という題名でブログを書きました。その一部には以下の様にあります。https://ameblo.jp/exmormon/entry-12371091479.html参照

「私が小学6年生の時、妹の2人が 近所の学童クラブでピアノを習っていた。そしてピアノの発表会がとある日曜日に開催されることになった。しかし、妹たちは日曜日は教会に行くから発表会を欠席すると言いだした。当時は目黒に支部があり. 夜に集会をしていたので、そこに出席すれば昼の発表会に出れた訳だが、妹たちは「目黒支部は子供がいなくてつまらないから!やだ!」と拒否した。
 さあ、これで困ったのが学童の先生たち。全員参加なので勝手に休まれては困る、他の生徒たちにしめしが付かない。 妹たちを説得しようと、ひげもじゃで背の高い男の先生と小柄でパーマ頭の女の先生がうちに来た。 父は妹たちをかばい、男の先生と大げんかになった。女の先生は後ろで顔を真っ赤にしてずっと立っていた。父が折れないのを悟って先生は「もういいです。」と言って帰ろうとした。すると後ろから父が、「あんたもうちの教会に来てみないかね?」と叫んだ。先生は、「こんなに人に迷惑をかけるような宗教は税対にお断りします!」ときっぱりと言って去って行った。もう一人の先生と一緒に。   
 きっと二人にとって、うちの親はモンスターペアレントに見えたのだろう。」

実は、これには続きがあります。
 妹たちが発表会に行くより教会に行きたい、と言った時、私は正直言って、「こんなに先生たちが困るって言ってるんだから、発表会に行けばいいのに。こんなにもめるなら、はじめっからクラブに入らなければよかったのに」と思いました。
 当時は学校や学童の活動は教会を休んでも良いと思っていた私だったので、父や妹たちの行動が理解できませんでした。
 しばらくして、私は学童にあるバレーボールクラブに入りたくて申込に行きました。ずっと前から入りたかったんです。
ところが、私の父とバトルをした男性の先生が
「君は、あの自分勝手な親の子供だろう?君の親は、一体どういう教育をしているんだね?だいたい、君の信じている宗教は人に迷惑かけて平気なんだね、、、、、」と始まり、私は彼の前に立たされて1時間以上お説教を食らいました。かなり、足が痛くなったのを覚えています。「なんでこんなこと、言われなきゃいけないんだろう?」と思いました。最後は、
「きっと君も試合をすっぽかして教会へ行くんだろう」と言われました。
そんなつもりはなかったんだけど、もう、信じてもらえないな、これは、と、あきらめて家に帰りました。

 私はずっとバレーボール部に入りたかったので、とてもかっかりしました。
私は、遊びに行く時も赤ちゃんの弟をバギーに乗せて一緒に連れて行き、おしめを替えたり、ミルクをあげたりして、よく面倒を見ました。友達も、赤ちゃんを見れて喜んでました。結構大変だったけど、でも、家事もたくさん手伝いました。
 あんまり自分の時間がなかったので、せめてバレーボールクラブには入って思いっきり友達と遊びたいな、と思っていたのに、とてもひどい仕打ちでした。

 もし、私の父が妹たちに「ルールなんだからちゃんと発表会に行きなさい」と説得するか、又は先生に「すみません、どうしても理由があっていけないんです」と心から頭を下げて謝っていたら、私はバレーボールクラブに入らせてもらえたかもしれない。親の自己中心的態度が、こんなにも自分の子供にとばっちりを受けさせ、不幸にするのだ、とわかります。

 でも、私も親になって父と似たような失敗をしました。
娘が中学に入ってバスケットボール部に入った時です。娘はあんまり活発な性格ではなかったので、スポーツ部に入ったのには驚きました。友達も出来て、楽しかったようです。ところが、主人の仕事でアメリカへ行くことになりました。行く前に英語に慣れていた方が良いだろう、と思った私は、行くまでの間、日曜日は家族で広尾にあるイングリッシュワードに集うことにしました。
 広尾までは1時間半かかり、毎日部活で疲れている娘は若い女性の時間もぐったりしてレッスンに集中出来ません。英語は私が教えてきたので結構理解できるのですが、体力が限界でした。私はつい、「ちゃんと話を聞けないなら、もう部活なんかやめなさい」と言ってしまいました。
 「しまった!」と思って、広尾に行くのをやめたけど、もう遅かった。娘は、「もういいよ」と言ってバスケットボール部をやめてしまったんです。せっかく、シャイな娘が楽しく友達とスポーツしてたのに、私がそれをぶち壊してしまったのです。
 
 こうして、宗教に熱心になる親は、自分の子供の幸せや将来を台無しにしてしまう
のですね。

 それから数年間、私たちは教会に集い続けました。でも、私は娘の気持ちを優先させることにしました。
 
 ニューヨークに住み始めて教会で若い女性のキャンプがありました。1年目は娘は参加しました。でも、2回目は娘は行きたくない、と言いました。私は娘の為にたくさん準部してたので、とっても残念だったけど、「行かなくていいよ」と言いました。主人は行かせたかったようだけど、私が主人に頼んで行かなくていいように説得しました。

 日曜学校がわからない、つまらない、行きたくない、と言うので私が先生になってゲーム形式にして楽しく教えました。

 今は、モルモン教会をやめてどの宗教にも所属してません。だから、好きなように生きなさい、と言ってあげられるので、とっても楽です。

 もう少し早く「モルモン教は真実でない」とわかれば良かったのにな、と悔やまれますが、洗脳から解けたことに感謝してます。