無駄遣いだらけのアメリカのモルモン信者たち


私は学生の時にユタ州に、母親になってからニューヨークにしばらく住んでいたんだけど、そこでアメリカ人がものすごーく無駄遣いするのを見て驚きました!アメリカ人には、日本人にない良いところがいいぱいあるのですが、無駄遣いとなると、ぶっ飛んでます!

実際にあった無駄遣いの数々

●ユタではホームステイしてました。その家族は、子供たちはしょっちゅうお母さんの手作りのご飯を残すんだけど、両親は全く注意しない。あんまりひどいんで、私が怒ってしまったんだけど、「いいのよ、アメリカではみんなこうなのよ。」と言われてしまった。
 週末に、いっつもお父さんが冷蔵庫の中から余り物の腐った食べ物を出して、捨ていた。
 私はもったいないからと、残り物を出来る限り食べたけど、一人では食べきれなかった。

●ニューヨークで娘が若い女性のキャンプに行くことになった。それで、教会のキッチンにみんな集まって先生がまな板の上にニンジンやキュウリをのっけて、「こういう風に切るのよ」とお手本を見せた。
 そして、何と、切った野菜たちを、ごみ箱にザー!と捨てちゃったのだ!
あまりにもショックを受けたうちの娘が、家に帰ってくるなりその話をしたよ。私は、後で先生に、「これからはみんなで食べるようにしてね、食べ物を捨てるのは良くないから」とお願いした。

●やっぱりニューヨークで教会のクリスマス会があった時のこと。持ち寄り食事会で、小学生の男の子がケーキを3分の1しか食べないで、友達とどこかへ遊びに行ってしまった。いつまで経っても帰って来ない。
 とうとう、食事の時間が終わり、キャスター付きの、でっかいゴミ箱を押して副監督が回ってきた。そんでもって、男の子が残したケーキの残りを、ボン!と、ごみ箱に投げ入れた。すぐそこに座っていた男の子のお母さん、何も言わないで見てるの。びっくりしたね!
 普通、自分の息子が残した食べ物なら、親が食べるよね?あるいは、持って帰るとか。
 でも、パンとかサラダもお皿に残ってたのを、副監督は惜しげもなくゴミ箱に放り込んでいった。

●学校での昼食は、アメリカでは家から持ってきたり、カフェテリアで買って食べたり、どっちでも選べる。だけど、先生と一緒に食べるわけではないから、残しても誰も注意する人はいない。よって、子供は嫌いな物はどんどん捨ててしまう。りんごを丸ごと残したら、持って帰らずにそのまま捨てる。サンドイッチの中身が気に入らなかったら、それだけ抜いて捨てる。
 日本でも学校給食の食べ残しが多いのは問題になっているが、アメリカでは問題にもならない。そして先生たちも、実は好き嫌いが多い。

●娘のクラスで、インターナショナルパーティーがあり、みんながいろんな国の食べ物を持ち寄りした。私と娘は日本のおにぎりや巻きずしを作った。でも、誰もほとんど食べてくれなかったようで、娘はほとんど全部持ち帰ってきた。生徒たちはどころか、先生たちも、何も食べてくれないで、メキシコフードなどの慣れている物はガツガツと食べていたらしい。生徒の気持ちを考えて少し食べてみる、あるいは違う世界の食べ物にチャレンジしてみる、せっかく外国から来た生徒が作って来たのだから、一口でも食べよう、という思いやりの精神が全くなかった。これは教会でも同じ。

●アメリカでは、洗濯物を外に干さないケースが多い。ほとんどの家に乾燥機があり、それで乾かす。
 ユタにいた時、乾燥機からボッコン、ボッコンとすごい音がして何事かとかけつけたら、ホームステイ先の妹が、洗った靴を入れて乾かそうとしていた。「こんなに晴れてるんだから、外に干しとけばいいじゃん!」とびっくりした。
 ヨーロッパでは、雨がずっと続いたり、一日のうちに天気がころころ変わる場所があるから、それなら乾燥機が必要になるが、ユタの家では夏は特に、十分外に干せる環境だった。しかし、今や干す人はほとんどいない。

●ニューヨークで洗濯物を外に干していたら、近所の人たちに、「干しちゃだめ、景観が損なわれるから」と注意された。
 
●夏に息子の友達を教会の活動に連れて行ったんだけど、冷房が効きすぎてて、お友達はずっと震えていた。そんでもって冬は暑くてたまらない。

●学校は、廊下もトイレも広ーい体育館も、全てエアコンが効いている。ある意味、一年中快適。日本では、冬、女子のトイレの便器が冷たくて、「キャッ、冷た~い!」となることがある。
 そういえば、多摩ワードの監督の奥さんが、だんなに「なんでトイレの便器の暖かくなるスイッチを切ったのよ!女性はね、すっごくあれが嫌なのよ!体に悪いのよ!男にはわからないでしょうけどね!」と食って掛かってた。
そんなことは多くのアメリカのトイレでは心配無用。
 
●ニューヨークではゴミを分別してたけど、ユタではビンも缶も燃えないゴミも燃えるゴミも、全て一緒に捨てていた。今もそうかはわからないが、当時はそうだった。

●アメリカの映画では、食べ物を平気で捨てる場面がいっぱい出てくる。私は腹が立ってくることがあるのだが、とにかく食べ物が安くて有り余っているからだろうか、それがまかり通っている。

●日本と違ってゴミはどんな粗大ごみでも無料で出せる所が多い。

●ユタで若い女性だった時、活動の後に、必ず、アイスクリームが出た。とにかく、いっつもアイスクリームが出る。ある時は、アイスクリームの箱をたっくさん買ってきて、それでお城を作るという活動をした。2リットルのアイスが200円位で買えたからね。食べ物が出るのが当たり前、という感じだった。

●ある日本人のモルモンのお母さんが言っていた。
「私の息子が宣教師してた時、夏は夜、寒くて長袖着て分厚い布団かぶって寝ていたんだって。同僚の子がアメリカのユタ州出身でね、少しでも暑いのは耐えられないからと、エアコンをガンガン効かせて寝るんだって。アメリカ人って、本当に我慢出来ないのね、甘やかされてんのよ。」

●どこへ行くにも車で行く。自転車で買い物に行く人はあんまりいない。だから、カゴのついている自転車はない。車に慣れてしまっているので、すぐ近くに行くのも車で行く。歩かない。ま、マンハッタンとか都心は自転車でも買い物に行くけど。
 私は歩いたり、自転車乗ったりしてたので、近所では名物の「いつも歩いてる変わった日本人」として知られていた。郵便配達の人たちと友達になった。

●ユタにいた時、教会からすぐ近くに住んでいた人も車で来てた。時々、他の人たちから「歩いてくれば?」とからかわれていたけど。

●ユタのホームステイ先のお父さんは、環境の為に、バスで仕事に通っていた。だけど、こういう人は少ない。

●30年前、日曜学校でこんな内容の文章を読まされた。
「神は、私たちの予言者に石油がどこに埋まっているか、教えることはいつでも出来ます。もしそうすれば、教会は莫大な財産を手に入れることが出来、それを神の王国を建てる為に使うことが出来るでしょう。でも、神はそうはなさらない。私たちが自分たちの力で、この神の御業を推し進めていくのをご覧になっているからです。」

でも、ちょっと待って!

もし、モルモン指導者たちが神に導かれているのなら、「石油がどこに埋まっているか教える」とは言わないんじゃないかな?

今や、石油に依存するのは危険だとわかっている。いずれ石油は底をつく。それに、石油を燃やすと環境に悪い。

だから、もし神に導かれているなら、「神は石油にとって代わるエネルギーを私たちに教えることが出来る」と言ったはずだ。神は全知全能なのだから、地球温暖化を止めるには、太陽エネルギーや風力発電などのクリーンエネルギーが必要になると、わかってるはず。だけど、モルモン指導者たちには、それが数十年前にはわからなかった。神に導かれていないから、エネルギーや石油しかない、と思い込んでいたのだろう。
 
結局、その時その時代の人間の知恵に頼るしかなかったモルモンの指導者たち。

社会が黒人を差別している時は同じように差別し、女性の権限がなかった時は同じように女性に接し、ゲイに対してきつい方針を打ち出した結果社会から責められれば方針をゆるくする。

アメリカのモルモン教の人って、あんまり頭が良くないと思う。こんなにエネルギーの無駄遣いして、何とも思わないんだから。もっと生活が質素なヒンズー教や仏教の教えの方が、地球の環境に良いと思う。

ビル・マー (Bill Maher)という無神論者が言ってた。
「僕は地獄より、地球温暖化を恐れる」
って。
 
世界の二酸化炭素排出量 -国別排出割合-(2006年)によると、二酸化炭素排出量の一人当たりの排出量ではアメリカが最も多く、日本の約2倍だという。

もし、モルモン教が本当に唯一真なら、神は、もっと、信者に、節約を教えると思う。そして、モルモンは、アメリカ人にも関わらず、この世で最も環境問題を深刻に考える人たちであるはずだ。もっと賢く資源を使うはずだ。

地球温暖化で海面が上昇し、自分の家が海に飲まれてしまう島の人たちもいる。もし、モルモン信者たちが本当に愛のある人たちだったら、面倒臭くても、日本人の様に、ちゃんと洗濯物を外に干したり、自転車で買い物に行ったりするはずだ。教会や家の中をエアコンでキンキンにバカみたいに冷やしたりしないはずだ。

 だけど、実際は、無駄遣いばっかり。それによって、世界の果ての島々の人たちがひどい目に遭っているなどと、考えたこともない。

先日、ユタ州から来た女性の宣教師に「教会がソルトレークシティに高級なショッピングモール建てたことについてどう思う?もっと、貧しい人を救うことにお金を使うべきじゃないかな?」と尋ねた。シティ・クリークモールといいます。
 

すると、彼女はこう返事した。
「世界の全ての人を救う何て、無理よ。あのモールは素晴らしいわ。あなた、変なことばっかり質問してこないでよ。あなたと話してると時間の無駄だわ」

これがモルモンなんだね。とても悲しかった。でも、これがモルモンの思ってることなんだ、と、やっとわかった気がする。マザー・テレサのような人はいないんだね。いても、教会が援助しないんだろう。あれから、私は宣教師と話すのをやめた。

自分たちの無駄遣いが二酸化炭素の排出量を増やし、多くの人たちの生活を脅かしていることに対して何も感じないモルモン信者たち。彼らを生み出す末日聖徒イエス・キリスト教会に、私は失望している。