私はどのように洗脳されたか
私はモルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)がこの世でただ一つの正しい教会で、他は全て間違っており、天国の一番上に行って最高の幸せを得るには、モルモン教会を信じるしかない、と教えられて育ちました。完全に洗脳されていました。教会がどのように私を洗脳したのか、その方法を素直に思いついた順に書きます。なお、モルモン信者の方で、「私は洗脳などされていない」「教会はそんなことしない」と思う人は、読まないで下さい。これは私が実際に経験したことです。モルモン教のことで悩んでいる人は参考になさって下さい。
「日曜日の朝食にパンケーキを作りました。生クリームとフルーツたっぷりです。教会に行かなくていいので、ゆっくりと朝ごはんを作ることが出来ます。みんなで食べて、家族のだんらんタイム。モルモンの時は、大急ぎで弁当持って教会へ行き、一日中家族はバラバラ、疲れましたー。今は日曜日が本当のの安息日になりました。」
●音楽で洗脳された
モルモン教会では、たくさんの歌を歌いました。
以下のような歌詞を繰り返し歌うことによって、予言者にさえ従っていれば全てうまくいく、と思うようになりました。
ちなみにエホバの証人も、「絶対に質問を許さない。考えてはいけない。全て指導者たちの言うことに従いなさい」と教えるそうです。元エホバの仕事仲間がそう言ってました。以下にモルモン教会の歌の歌詞を少し紹介します。
「♪~従おう、予言者は、主の道を知っている~♪」
「♪~イエス様の造られた教会です~神の子供として教え学ぶ~♪」
「♪~ジョセフは木陰に~神とまみえぬ~♪」
「♪~感謝を神に捧げん~予言者の導き~末日に福音を~光とたまいぬ~♪
豊かなみめぐみに我らは感謝せん~喜び仕えつつ戒め守らん~
~♪シオンに逆らう者、ついに打ち倒されん~♪」
「たたえよ、主の召したまいし、主と語りし予言者を~♪」
●戒めを守らないと罰が下る、と脅されて育った
教会に疑問を持ち始めて少し経ったある日曜日、思い切って初めて教会をさぼりました。それまでお休みしたことは何度もありましたが、病気とか学校行事とか、きちんとした理由で休んだことしかなかった。
家族で八景島パラダイスに行って遊び、夜はお風呂屋さんに泊まりました。
でも、実は、教会をサボったから、寝ている間に天井が落ちて来るのではないか?と、それはそれは不安だったのです。だけど、そのうちすっごく疲れていたので眠ってしまい、気が付いたら朝でした。
その日も何も悪いことは起こらず、家族で楽しく過ごしました。
「なーんだ、バチは当たらなかったじゃない!」
と、開放された気分でした。生まれて初めて、自分は教会に行かなくても生きていけかも、と思えた瞬間でした。
●モルモンの中では、奇跡が起こると教えられた
「神殿の中で天使を見た」
「10分の1を納めたら思いがけない収入が入った」
「交通事故にあったけどかすり傷で済んだ」
「人生に絶望している時に宣教師に会い、生きる意味を教えてもらった」
など、信者たちの体験談を繰り返し読ませたり、聞かせたりしました。
でも、仏教の友達とか幸福の科学の信者とか、他のいろいろな宗教でも同じような体験話があるんですね。奇跡はモルモンの中だけで起こると聞いていましたが。
●モルモン教会に来なくなる人は皆、怠け者か誘惑に負けた弱い人だ、と教えられた
「あの人、10分の1を払うのが嫌だから脱落したのよ。」
「あの人は神に従うより、教会員じゃない彼氏と結婚する方を選んで去って行った」
「彼はお酒をやめることが出来なくてバプテスマを受けなかったのよ」
などと扶助協会のおばさんたちが話しているのをよく聞きました。
●教会を去る人たちは、不幸になる、と教わった
●教会から破門された人は皆、悪人だと教えられた
●良い事があったら全てモルモンの神様のおかげ、悪いことが起きたらそれは自分の責任又は自然の成り行き、と教えられた
「宣教師の時、車にひかれそうになったけど、体がふわっと浮いて、助かったんです。神様が守ってくれたのです!」という話を読まされたことがあります。
しかし、私の友達の宣教師は実際、日本で伝道中に車にひかれて手術して、脳に一生障害が残りました。又、知り合いの男性は、何と、車で人をひき殺してしまい、現在服役中です。
火事で妻子を失くしたモルモン男性がいました。私は「どうして神様は助けてくれなかったんだろう?」と言ったら、母に「自分たちが火事を起こしたんだから仕方がないのよ」と言われました。
●教会をやめても戻って来る人がいる、だからこの教会は唯一真だ、と教えられた
モルモン原理主義者を知っていますか?今でも多妻婚を行っていて「私たちこそが本当のモルモンだ」と主張している人たちです。彼らの中で、多妻婚が辛いからと、そこを去る人が多いのですが、戻って来る人も多いのが現状です。
人間は、他の場所へ行ったがなじめない、長い間培った習慣や友達と離れて寂しい、昔の栄光にひたりたい、などの理由で戻ってくることがあります。暴走族から離れても、又戻って来る人もいますよね?正しいから戻ってくるわけではないケースもあるのです。
●外の世界は怖いよ、と散々脅された
セミナリーでよく、「Not of the World」という、短いシリーズビデオを見ました。訳して、「世にあって世の者とならず」です。題名からして、「この世に染まってはいけない、恐ろしい世界なのだ」と教えてますね。
1回20分程度のドラマの中に、「教会員でない男性と付き合って、もしその人が肉体関係を求めてきたら、彼はあなたのことを愛していないという証拠です」「教会の戒めに従わなかったので罪を犯してしまった」「モルモン書を毎日読むと霊的にものすごく成長します」などの内容が盛り込まれています。
まじめにセミナリーに参加した私にとって、このビデオは非常に影響力がありました。私は、モルモン意外の男性と付き合うことは罪だ、この世の男は全て性欲丸出しの怖い存在だ、と思う様になりました。
●モルモンの教え以外は、真の幸せをもたらさない、と教えられた
セミナリーで、ある先生が、こう言いました。
「ある、素晴らしい両親がいました。子供たちに最高の教育を受けさせ、家事も教え、よく家族で遊びに行っていろんな経験をさせ、愛をもって育てました。でも、一つだけ、足りないものがあったのですーそれは、福音です。」
●良い事しか教わらなかった
●お互いに洗脳し合っていた
証会などで、「家計が苦しかったけど、北海道の神殿に行くと決めたら、思いかけない収入があった」「教会の責任を一生懸命やったら結婚出来た」などと証かいで言い合って感化されました。
●神権者から平気でウソをつかれた
東京ラッシュという、数目当てのめちゃくちゃ伝道が日本で行われたのは有名です。これについて詳しく知っている人に、私は「どうしてあのようなことが起こったのですか?」と尋ねました。すると、「そのようなことが起こったことを全く知らない」と返事がきました。彼を知っている全ての人が、「彼は絶対に知っている」と言っています。
教祖ジョセフ・スミスは死ぬ一か月前に、公の場で「自分には妻は1人しかいない」とウソをつきました。実際は、40人位の妻がいたのに、です。
「カートランドとノーブーにおける多妻結婚
https://www.lds.org/topics/plural-marriage-in-kirtland-and-nauvoo?lang=jpn&old=true」
私はユタ州の系図センターに電話して「ジョセフの妻たちについて、書いてある資料がほしいのですが」と頼みました。すると、「エマ以外の妻たちの記録は一つもありません」との答えでした。しかし、これは全くのウソで、他の妻たちについて書いてある本や資料がたくさんあった、ということを数年後に知りました。
ブリガム・ヤングをはじめ、リーダーたちが「神が黒人に神権を与えるな」と命令したのだ、と口をそろえて言ってました。
なのに、LDSのスポークスマン マーク・Tは、こう言っています。
「この習慣は、今まで決して教会の原則として教えられたことはない。
「Mormon and Black」Grappling with a racist past Salt Lake City July 7 2008」
●都合の悪い真実は教えてもらえなかった
数年前に「福音のテーマの論文」を教会はネットで発表しました。これは公式サイトです。ここには、今まで反モルモンのデタラメ情報だと言われてきたものが、実はほとんど全てが正しかったと書いてあります。内容としては、
「ジョセフ・スミスはエマに内緒で多くの妻たちと結婚し、肉体関係を持った、彼は予言者になる前は石を使って宝のありかを探す仕事をしていた、教会員が120人もの非モルモンを虐殺したことがある、最初の示現には幾つものバージョンがあり、一番初めの記述には、キリストだけ出てくる、神は出てこない」などが書かれています。しかし、教会のイメージが悪くなるのを恐れ、総大会でも日曜学校でもこの存在を教えない為、90%以上のモルモン信者がこの事実を知りません。
https://www.lds.org/topics/essays?lang=jpn&old=true
●教会が認めた資料だけを信用するようにと教える
私のおばさんが横浜地区のあるワードに集っているのですが、そこの監督さんに私が「福音のテーマの論文についておばに話してくれませんか?私の言うことは信じないみたいなので」とお願いしたところ、「ステイク会長がそれを読めと言わない限り、私はそれを読みません。ネットに出回っている情報は信用しません。」と返事してきました。何度も「これは教会の公式発表なんです」と言ってもだめでした。モルモンのリーダーから読め、と言われた情報しか信じない、恐ろしい程洗脳されている、怖いですね。
●問題が起こると、人間が不完全だから、と教えられた
もっともらしく聞こえる言い訳ですが、それなら、他のどの宗教だって、教えは正しいけど、人間が間違ってしまうんだ、ということになります。
●人間関係で教会を去るのは誘惑に負けた人だ、と教えられた
●この世の生活は永遠の観点から見れば一瞬のことだ、と教えられた
だから、どんなに生活が苦しくても教会に寄付をたくさん払い続け、もし夫が不信仰になったら離婚しようと覚悟したいたし、納得のいかない教えにも従い、嫌がる我が子を無理やり教会に連れて行きました。
●知識は霊的な気持ちを妨げる、と教える
エマ・スミスは確か、学校の先生か何かで教育を受けた人でした。知識があったが為に、エマは、金版を見たいと言い張った、と習ったことがあります。
私は長い間、教会について調べるのが怖かった、学者はその知識の為に心が高慢になって神の声が聞こえないからだ、と習ったからです。
でも、実際は、勉強するにこしたことはないんです。
知識があっても、正しい判断は出来ます。反対に、無知の方が、利用されやすいのです。操られ易いのです。このことをある人に言ったら、「まるで北朝鮮と同じですね。」と言ってました。
●まずい事実は言い方を変えて聞こえを良くする
「何人もの妻を持つ夫」と聞いて、良い気持ちになる人はまず、いません。なので、
教会は、「夫に死なれて困っている妻や子供を救う為に、ほんの一握りの、正しい男性がやったことで、多妻婚した人たちはみんな幸せだった」と教えます。でも、実際はかなり多くのモルモンたちが多妻婚をやっていて、離婚や嫉妬、ネグレクトなど、不幸に満ちていたのです。
「メドウ山でモルモン信者が120人もの非モルモンを虐殺した事実」については、
「殺された人たちの中にモルモンを嫌っていて、脅し文句を吐いている人たちが混じっていた」とか「あの時は政府ともめていて、大変だったんだ」とか、言い訳ばっかりです。
「サンショウウオの手紙ーある反モルモンが「古い文書を見つけた。これによると、ジョセフに現れたのは天使モロナイではなく、白いサンショウウオだった、とある」と言ってきて、それをモルモン大管長たちは信じちゃったのです。しかし、実際は偽造文書だった、という何とも恥ずかしい限りの実話。これについて、教会側は、「私たちは人を疑ってみるのではなく、信頼しようとしています。ですから、このようなことも起こるのです。」と言ってました!うーん、苦しい、あまりにも苦しい言い訳だ!だって、予言者だよ?わからなかったの?
●たくさんの犠牲を払わされたから、未練が残ってしまう
カルト宗教に共通するのは、大きな犠牲と忠誠心が求められる、という点です。たくさんの時間、大きな額のお布施、熱心な布教活動、食べ物の規制、多くの細かいルールや禁止事項、そして家族が同じ宗教でなければ救われないという教えです。
これを何十年もやった後、たとえ自分の宗教におかしな点を見つけたり、それを他の人から指摘されたとしても、「自分のやってきたことは無意味ではないんだ」「自分はだまされてなどいない」と、自己防衛が働くのは自然のことです。私も、初めはそうでした。
だから、「私の宗教こそが真実だ」と言いながら、「多妻婚についての真実など、聞きたくない。自分には関係ない」という態度をとってしまうのでしょう。
この自己中心的な態度を取り除き、「自分は間違えたかもしれない」と認めない限り、真実を見つけることは出来ません。
●被害妄想の感情を刷り込まれた
「両親が教会に反対だったので、勘当されるのを覚悟で伝道に行った。」
「コーヒーやお茶を飲まないので、変人扱いされた」
「もう今は一夫多妻をしていないのに、まだやってると間違われてからかわれた」
「仕事で上司にお酒を無理やり飲まされそうになった」
「開拓者の時代は政府や非モルモンに誤解され、サタンに扇動された反モルモンたちに家を焼かれ、本当に苦労した。」
などと、散々教わりました。迫害されるということは、正しいからだ、と何度も何度も日曜学校やセミナリーで教わりました。
でも実際は、今でも、自分たちも他を迫害したり、内部で行われている虐待の隠蔽、歴史の改ざん、強引な布教活動をしてるから嫌われるのです。自分を反省しないで他人を責めてばっかり。
開拓時代は、教祖ジョセフが女性問題や金の問題を引き起こし、多くの離反者が出て、非モルモンたちからも非難を浴びるようになってしまったのです。
でも、こんな事実は信者には教えない。特に、日本人は英語がわからないから、改ざんされた歴史を教え込まれ、過去の信者たちや自分たちを悲劇のヒーローだと考えるようになるのです。私もそうでした。
そういえば、私の幼なじみがある宗教をやってるけど、そこは選挙運動を盛んに行ってます。でも、落選ばっかり。一人も当選しなかった事実を受けて、教祖さんが「これは私たちが悪いのではない、国民が愚かなのです」と言ってた。似てる!モルモン教とすっごく良く似てる!
●他の宗教の欠点をおおげさに教えられた
「聖書」は何度も手で書き写されたから間違いが多い、と教わった。でも、実はモルモン書も4000箇所位書き換えられているのだ!
「モルモン教会は皆ボランティアだ、監督さんも、日曜学校の教師も、お金をもらっている人はいない、他の宗教とは違う」と習いました。カトリックやプロテスタントの神父や牧師、仏教の坊さんは金持ち暮らしをしている、とか。
でも、実は、12使徒や伝道部長はかなりの報酬をもらってるみたいですよ。
それから、人にもよるけど、私が出会った牧師さんや神父さんたちは、すっごく貧しい報酬しかもらってませんでした。モルモンリーダーたちの方が、大きな家に住んでますよ。私は彼らの住んでいる大きな家を、ユタ州で見ました。
●忙しくて、考える時間がなかった
学校に行く前の聖典勉強会(早朝セミナリー)、毎週日曜日に3時間の集会、最近は2時間になったけど(朝から晩まで残っていることもある)、責任の準備、定期的に神殿に通うこと(一つのセッションで2時間はかかる)、自腹の布教活動、様々な教会の活動で、本当に忙しいです。
私の場合は、とにかく、家が貧乏だったから働きっぱなしで本当に何も考える暇はなかった。
●面接で「モルモン教会に反対する人と交流を持っていませんか?」と聞かれた
これは神殿推薦状をもらう為の面接でいつも聞かれました。毎度、「どうしてこんなこと聞くんだろう?大体、反対する人ってどんな人?そういう人はいたら、ちゃんと話をして、わかってもらえばいいのに。」と、不思議でした。
今思えば、真実を述べる「反モルモン」と接することによって信者の信仰がグラつくのを恐れてのことでしょう。
●インターネットの情報は信用できない、と教えられた
「ネットに書かれていることは出どころがわからないし、教会を滅ぼそうとする人たちが書いたウソの情報であふれている」と教えられました。大人はみんな、そう言ってました。
●戒めは私たちを守る為にある、と教えられた
「戒めは信号と同じです。従わないと、事故が起きてしまいますよね?ですから、面倒くさいと思っても、実際はそれを守ることによって守られているのです。」と、よく教わりました。
でも、他の宗教について調べたところ、これ程ルールが多い宗教はあまりなかったです。エホバの証人くらいですね、もっと多いのは。
あんまり役に立ってない戒めもいっぱいあります。
例えば、知恵の言葉。コーヒーやお茶は体に良いと科学的に証明されているので、禁止する必要はないはず。
10分の1を払っていた為に、我が家はいつも貧乏で、母はいつも働きっぱなしで私は悩みを相談することも出来なかった。
それからホモセクシュアルの人同士の結婚は罪だ、と教えていますが、これは彼らを守るどころか、自殺へと追い込んでいます。
イヤリングは男性は禁止、というルールがありますが、そしたら三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーや他のアイドルはどうなるの?
日曜日の集会には男性は白いシャツと黒いズボン、女性はスカートでなければならない、と教えます。が、こうなると、もし、洗った服がない場合、「教会に行けない」と、行くこと自体をやめてしまう恐れがあります。
一夫多妻をしていた初期のモルモン女性たちの日記を読むと、嫉妬やネグレクト、離婚ばかり。守るどころか、女性への虐待です。
1978年までは、黒人は天の戦いで雄々しく戦わなかった霊たちだ、神にのろわれた民だ、と言って神権を与えず、神殿や学校の運営するBYU大学へ入ることを禁じました。これが黒人を守ったとは思いません。かえって、苦しめたと思う。
リーダーたちがもし間違えたりしても、それを非難しては絶対にいけない、とダレン・H・オークス長老は言ってます。これはおかしいです。
今思えば、これらの教えによって、信者を守るのではなく、教会のリーダーたちに従わせようとしているのですね。
●選民意識を植え付ける
知恵の言葉、大量のルール、唯一真の教会であるという自覚などにより、自分たちは他とは違う、選ばれた民なんだ!と思う様になります。私もそうでした。
●まとめ●
パーッと書きましたが、これらの洗脳テクニックはいろいろな宗教でも、行われているようです。
以前、「アイスボックス」という商品が爆発的に売れました。いろんな味のついた氷の粒がたくさん容器に入っていて、口に入れるとさわやかに溶ける、冷たーい!でも、べとつかない。あんまり売れすぎて、生産が追い付かず、一時テレビの宣伝を中止した程です。
同じ様に、本当に良い教えには自然と人が寄ってくるはず。「うちが一番だ、唯一正しい教えだ」などと主張する必要はないはずです。
モルモン書がそんなに素晴らしい本なら、もっと多くの人が進んで読むはず。でも、現実はというと、信者でさえ、あんまり読んでない。求道者に読ませても、なかなか読んでくれない。教会で再三再四、読め、とはっぱをかけられてやっと読んでいる状態ですよね。
無神論者の人が、宣教師からモルモン書をもらって読んだけど、初めの数十ページでギブアップしたそうです。
「何て退屈な本だ!神は創造主、かなりのアイデアを持っているはず、それなのに、この本は正直、他の小説などよりも読みにくいし、何も感じない。
宣教師たちは一生懸命だけど、正直言って、洗脳されているとしか思えない。」と動画で語っていました。
モルモン教会は全ての人の為の居場所ではありません。少なくとも、私には合わなかった。戒めを守っているかどうか心配ばかりして、相手を思いやるのがおろそかになっていました。いつもキリキリして、平安がなかった。思い切ってネットで教会が運営していないサイトを見たおかげで、洗脳か解けました。教会をやめたら前より良い人間になりました。落ち着いたというか、人や自分にもっと優しくなった気がします。何を信じるかではなく、どう生きるかが大事なんですね。良いご近所さん、良い仕事仲間、良い母親・妻、良い市民として生きていこうと思います。