末日聖徒イエス・キリスト教会は背教していた!と考える人もいる

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=k4juEh82yuo
Taylor’s Un-canonized 1886 Polygamy Revelation

ジョン・テーラーは1886年に「多妻婚は永遠の原則である」と神から啓示を受けたというのは本当だろうか?
復元末日聖徒イエス・キリスト教会のメンバーはそう思っている。現在の多妻婚についてのエキスパートで自身も多妻婚を行っているアン・ワイルドさんはこう言っている。

「LDS教会は、LDSのメンバーでない人は、神権を持つことは出来ない、と言いますが、これは違います。神権は、教会が組織される前から存在していたからです。1829年5月15日にアロン神権がジョセフに与えられました。(ジョセフ・スミス―歴史1:68-72参照)これは、1830年に教会が組織される前です。神権を取り上げられるのは、主の目から見て罪を犯した時だけです。破門しても、その人から親権を取り去ることは出来ないのです。

教会は、神権を遂行する為にある一つの手段に過ぎないのです。

「では、もし、教会が永遠の原則として授けられた戒めに反する道を行くと決めたとしたら、その時は私たちはどうすればよいのか?
私たちが選択を迫られる時です。

永遠の原則に従って生きる道を選ぶのか、あらゆる原則をコロコロと変える教会について行くのか、自分で決めなければなりません。

教義と聖約にもあるように、教会は秩序の家でなければならない、ですから、永遠の原則だと神から授かった戒めを変えてしまうLDS教会は、背教した教会だ、と言えます。


アン・ワイルドさんは、現在の末日聖徒イエス・キリスト教会は背教した教会だと言える、と言っていますが、確かに、そうかもしれません。
今まで、末日聖徒イエス・キリスト教会は永遠の原則として与えられた戒めを、いくつも、政府の圧力や社会の圧力に負けて、変えてしまいました。

多妻婚をやめてしまった
●ブリガム・ヤングも、「神になれる者は、多妻婚を行った者だけだ」とはっきり言っています。
The only men who become Gods, even the sons of God, are those who enter into polygamy" (Brigham Young, Journal of Discourses 11:269.)ジャーナル・オブ・ディスコースという教会公式の文章にあります。
ジョン・テーラーも、多妻婚は神から永遠の原則として主から与えられた戒めだ、と書いています。

ところが、1890年に、マニフェストという文章を発表し、教会は多妻婚をやめてしまいました。

黒人に神権を与えてしまった
●予言者ブリガム・ヤングの言葉 【 1852年 2月5日 ジャーナル・オフ・ディスコース ボリューム2 142~143ページ】
アダムの全ての他の子供たちが神権を持ち、世界のはしから贖われて神の王国に入り、復活したら、そうしたら、カインとその子孫たちののろいを取り去る時が来る。

●予言者ジョン・テーラーの言葉 【rophet John Taylor, Journal of Discourses, v. 22, p. 304;】
洪水の後、カインにかけられたのろいはハムの妻を通して続くと教えられた。
なぜか?なぜなら、神と同様、悪魔もこの世に自分を提示するものが必要だったからだ。そして人は自由意志を使って真実を受け入れるか、拒否するか自分で選ぶ道を与えられた、、、。
●ジョージ・アルバート・スミスの言葉 1939年4月
私たちはミカエルとその天使たちが戦ったこと、私たちもそこでキリストと共に戦ったと聞かされた。、、、、そうして戦った子供たちを神がニグロのような人種にしてこの世におくるなど、考えられない。もし彼らが天での世界で勇敢に戦ったとしたら、である。
George Albert Smith, Conference Reports, CR April 1939, Second Day‑Morning Meeting
●予言者 ジョセフ・F・スミスの言葉の要約
なぜ黒人が不利な立場で生まれて来たのか、反対に白人が優位な立場で生まれて来たのかには理由がある。、、、、天上で戦いがあった時、サタンにつくか、神につくかで霊たちは分かれた。天で全てに忠実だった者はこの世で 大きな祝福を受ける
。ニグロも明らかに報いを受けている。
Prophet Joseph Fielding Smith, Doctrines of Salvation, pp.p. 61; 65-66; online at Link is here.

ところが、1978年に突然、社会の圧力と政府の圧力に負けて黒人に神権を与えてしまいました。

ゲイの人たちは背教者だ、と言ったくせに、3年半後にこれを取り消した
●2015年11月に、モルモン教会は「LGBTのメンバーでカップルの人は、背教者であり、その子供たちはバプテスマを受けられない、これは神の啓示である、と発表しました。しかし、2019年4月にこれをあっさり撤回しました。

●教会の名前についてもコロコロ変える
いつだったか忘れましたが、一度、「モルモンと言ってはいけない。あれはニックネームだ。きちんと、末日聖徒イエス・キリスト教会と言いなさい」と上から言われました。だから、私は、忠実にそれを守りました。ところが、数年経って、教会は「、、、and I am a Mormon」というキャンペーンを始めました。どうも、ミット・ロムニー氏がアメリカ大統領選挙に立候補した時に始まったようで、教会はアメリカではテレビで「私はモルモンです」と言いまくり、バスにも「私はモルモンです」と書きまくりました。
そんでもって、今は、モルモンという言葉を使うな、と言い出す始末。一体どうなっているのか?その時の都合で名前を変えるのか?まじめに従っていた私としては、腹が立ちます。

まとめ
アン・ワイルドさんの言う通り、現在の末日聖徒イエス・キリスト教会は、背教したと私も思います。永遠の原則は、永遠です。途中で変わる可能性があるなら、初めから、「永遠」という言葉を使ってはいけません。
 正直言って、あきれます!私自身に対して、あきれます!こんなにバカバカしい教会を、唯一真の教会だと思い込み、嫌がる自分の娘や息子を教会に連れて行き、自分にムチ打って、病気になりながらも死ぬ程働いて全てを教会に捧げたとは!そんでもって、疑問を持った時に洗脳されている父親から脅しを受け、教会に反対する自分が悪いんだ、と自分を責め、自殺しようとしたなんて!自分は何てバカだったんだろう、何て無知で、愚かで、おびえて、かわしそうだったのだろう!本当に、勉強していくと、洗脳がドンドン解けていくのを感じます。自分がいかに無知で、高慢で、不幸せだったかわかってきました。
 
モルモン教会がこんなことするから、永遠の原則を信じ、今でも一夫多妻をしている人たちがいるのですね。途中で多妻婚を始める末日聖徒も結構たくさんいるのです。末日聖徒がいるところには、必ず、復元末日聖徒もいるのです。私も初めはびっくりしましたが、いろんな人がそう証言しています。それが現実です。そして、多妻婚をしているモルモンたちをバカにすることは出来ません。彼らの方が、確かに、やってることが筋が通っています。背教して、この世に屈してうまく世の中に溶け込んで、人数を増やしてきた末日聖徒に加わらず、忠実にジョセフやブリガムが教えたことを守っているのです。
 モルモン書第一ニーファイ14章12節には、「、、、​そして、神の​小羊​の​教会​が​見えた​が、この​教会に​属して​いる​者​の​数​は、多く​の​水の​上に​座を​占めて​いる、あの​淫婦​の​悪事と​忌わしい​行い​の​ため​に​​少なかった、、」
とあります。
私はもう、モルモン書が聖典だとは思いませんが、もし、信じている人なら、この聖句を読めば、わかると思います。現在神殿をバンバン建てて、信者が増えていると豪語している末日聖徒イエス・キリスト教会よりも、多妻婚している復元末日聖徒や、ジョセフ・スミスⅢが受けついたRLDS(現在の名は「コミュニティ・オブ・クライスト」)の方が、小さいけど細々と頑張っているのだから、LDSよりは真実の教会に近い、ということになります。


以下はジョン・テーラーの直筆の内容です。この中で、主は、多妻婚は永遠の原則で、これに従わないとだめだ、とはっきり言っています。https://www.fairmormon.org/answers/Mormonism_and_polygamy/John_Taylor 参照
このサイトはフェアモルモンから取りました。フェアモルモンとは、モルモン信者から成るモルモンの弁護団体です。反モルモンサイトではありません。

「You have asked me concerning the new and everlasting covenant and how far it is binding upon my people.

Thus saith the Lord—All commandments that I have given must be obeyed by those calling themselves by my name, unless they are revoked by me, or by my authority, and how can I revoke an everlasting covenant? For I, the Lord, am everlasting, and My everlasting covenant cannot be abrogated nor done away with, but they stand forever.

Have I not given my word in great plainness on this subject? Yet have not great numbers of my people been negligent in the observance of my law and the keeping of my commandments? Yet I have borne with them these many years, and this because of their weakness, because of the perilous times.

And, furthermore, it is now pleasing to me that men should use their free agency in regard to these matters; nevertheless I, the Lord, do not change, and my word, and my law, and my covenants do not.

And as I have heretofore said by my servant Joseph: All those who would enter into my glory must and shall obey my law and have I not commanded men, that if they were Abraham's seed and would enter into my glory they must do the works of Abraham? I have not revoked this law nor will I, for it is everlasting and those who will enter into my glory must obey the conditions thereof.

Even so Amen.」