●重要なお知らせ●
皆さま、たくさんのコメントをありがとうございました。いろいろと私も勉強になりましたし、励まされました。
 実は私は目の病気で、かなり視力が衰えてきています。そこで、字を読むのが極力困難になる前にブログをいっきに書くことにしました。私が一番理解できなくて苦しんだのはジョセフ・スミスの多妻婚でしたので、それについて本を何度も読んで日本語に訳しました。やっと終わりました。この夏、更に視力が落ちたので、しばらくブログを書くペースをゆっくりにしようと思います。それから、コメントに対して返信するのが非常に困難になってきました。返信が遅れたり、気づかないと失礼になるので、コメントの受付は終了させて下さい。
 
 私はモルモン教会の教えと運営の仕方に納得出来ず、静かに教会を去ろうとしたのですが、それもかなわず、熱心なモルモンの父親からひどい迫害を受けました。指導者たちに助けを求めましたがそれもしてもらえず、かえって私が悪い、と言われてそんなに悪い人間なら死んだ方が良いのだろう、と、子供たちと夫を置いて自殺しようとしました。
 でも、他の人たちからの助けがあって死ぬのを思いとどまりました。生きていて、本当に良かったです。教会に集っていて楽しかったこともたくさんありますし、学んだこともありました。でも、決して幸せではありませんでした。子供たちが神殿で結婚しなかったらどうしよう、とか、自分かだんなが教会をやめたらどうしようとか、常に不安がつきまとい、平安を感じることが出来なかったんです。
 私は天国に行くのに神殿の儀式やガーメントはいらないと思うし、コーヒーもお茶も酒も飲んでよいと思うし、モルモン書に書かれている「悪い民は肌が黒いなる」という教えは人種差別だから嫌いだし、何といっても一夫多妻は神の戒めだとは思いません。これは人を不幸にするものだと思います。
 今回多妻婚について一生懸命歴史の本を読んで研究し、他の宗教にもうかがってお話を聞かせてもらったりして、こう結論づけることが出来ました。
 「唯一真の宗教など存在しない。でも、どの宗教にも他にはない、良い教えがある。お互いにそれを学び合い、自分たちを高めて良くしていけるかどうか、神様は見ているのだ」と。
 そして、神を信じないというのも一つの考え方だと思います。私がこの世で一番尊敬する人は、無宗教なんです。でも、彼女は本当に良い人で、みんなが自然と彼女の周りに集まってきます。何を信じているかではなく、どんな行いをするかが大切だとわかりました。
 モルモン教の教えには他の宗教と同様、いろいろな矛盾点があることもわかりました。私は多妻婚などを受け入れられないのは、自分が自己中なので、自分が悪いのだ、と思うようにしてきましたが、そんなことはない、と今は自信を持って言えます。
 私の子供たちは無神論者です。でも、私が一生懸命だったので、仕方なく、モルモン教会に行っていたのです。大人になったら、行くのをやめようと思っていたのです。特に娘は本当に教会に行くのが辛くて、プライマリーが辛かった、と話してくれました。もし、今ある知識があったら、私は自分の子を教会に行かせて苦しめることもなかったのに、と本当に子供たちに申し訳ないです。
 モルモン教会に関わらず、何か宗教を信じていてそれで救われている人はそれで良いと思います。しかし、その教えが自分の子供や伴侶にとって苦痛であることもある、それを現在熱心に宗教やってる人にわかってほしいし、行きたくない人は行かなくていいんだよ、何も悪い事じゃないんだよ、と言ってあげたいです。
 コメントは出来なくなりますが、時々新しい発見などありましたら更新するので、よかったら読んでください。宜しくお願いします。