出口みき日記~ネコと芝居と本の日々~-逆富士額.jpg

ちょっと、今回の芝居での自分の事を。

今回の私の役は、元医者だけど(音響さんいわく小児科医に見えるらしい)今は病院内でずっと釣りをしている変な女。人魚の肉を食べて不老不死になろうとしていたりな奴で、極力、今の自分に寄せてやっていて、けど、普段の私はあんなにあそこまではガラ悪くないです!みたいな(~~;)

結局、最後まで役が定まらなかった人がいたのでカチッと稽古出来なかったシーンがあったのだけど、でもそのせいだけではなく、今回の私は最後まで台詞がちゃんと言えてなかった(--;)
いつもは決めた通りの台詞を一語一句ハズさずに言うタイプなのに、今回はなんかもうライブ感満載で、噛んだのをごまかそうとして謎の大阪弁的な言葉を発したり(余計わけわからんちゅうの)、「残り少ない命の限り、必死になって痩せなさい」とか随分な事を口走ったり(そもそもそんな台詞は台本にない)、違うシーンの台詞を言ってしまった事に気付き「わかんない?じゃ、いいわ、別の話するから」とか身も蓋も無い自己フォローをして正しい台詞を言い直したり…(言われた相手の顔が面白かったf(^^;))あと、まだ、他にも、いくつか…(ノ゜O゜)ノ

でも、これだけ毎回やらかしていたくせに、全然平気だった。んー、こうなっちゃったかー、じゃあ次はどうしようかー?みたいな。お客さんの顔もやたらガン見しまくってたし(目で攻撃してはいけません。お客さんは味方です。)、自分強くなったなー。と。

とにかく、本番の日にちが決まっている以上、今の自分の全力でやるしかなくて。
他人に頼らず、何かに頼らず、自力で、前向きに、舞台に立つのって楽しい。本番での相手との駆け引きも楽しいし、笑ってもらえると嬉しいし、スベッてもそれはそれで面白がってしまえるし。

全体的な事で嬉しかったのが「患者達の台詞が解る」と言われた事で、個人的に嬉しかったのは「楽しそうにやってた」と言われた事。
せっかく好きな事をやってるんだから(しかも人前で)、どんな状況でも板に乗ったら楽しまないと。時間とお金を使って見に来てるのに、難行苦行に堪えてる姿なんて見せられても、ねえ?

とはいえ、見苦しい所があったのも確かで、それはちゃんと認めて反省して、今後にいかしていくぞと!

そんなで、風邪薬をのむために花粉症の薬をのむのを中断したら、とたんに鼻がピークな今日この頃、とりあえず花粉症対策第1弾として、眼鏡でもかけてみようかなと思ってます。(鼻は放置でいいの?)

…終