仕事も落ち着いたころ、久しぶりにI君から電話があった。
『最近どう?』と・・・久しぶりに声を聞いたら、やっぱりどことなく
ホッとした。
土曜日の夜、新橋で会う約束をした。
新橋での夜、近況報告をして話は盛り上がった。
お互いに、どこか吹っ切っていて良い【ともだち】という感じだった。
飲んでいる途中に、I君のパパから電話が入り
『今、何しているんだ?』と言われたらしく
『友達と飲んでる。新橋で。』と答えていた後
『ちがう、ちがう。友達と・・・』ってI君。
多分、パパは彼女といるのか?と聞いたんだと思う。
以前の私だったら、その会話を聞いた瞬間に、耳をふさいでいたと思う。
だけど、その時はもうなんとも思わなかった。
話の流れで、今度♪合コン♪をしよう!ということになり、
同じ月の最終土曜日に、また新橋で会う約束をして、その日は終わった。
そして、合コン当日。
I君と他3名。私と他女の子3名で合コンスタート!!
たまたま私の前に座った方(K君)が、なんともステキな人。
賢く、かっこいい。話も弾み、良いひとときに・・・
私とK君の話が弾んでいるのを横目で見ていたI君は
『そこ!!はしゃぎすぎ!!』と、ダメだし。というよりも
邪魔をしてきた。
せっかく盛り上がってきたのに・・・
2軒目で、カラオケに行きみんなで騒いで終了。
帰りに、K君と電話番号を交換することになった。
それを見ていたI君が、
『Kのこと気に入ったの?なんで番号交換するの?』と。
私は、少しカチンと来たので
『気に入ったから、番号交換してまた会う。』とキッパリ。
そして『邪魔しないでね。自分には彼女がいるんだから。』と
少しけんか腰に言ってしまった。
すると、I君の足取りが重くなり、頭を少しかかえ
『俺だって、色々考えてるんだよ。』と言っていた。
私はそれを、聞こえないふりをした。
翌日からK君と連絡を取り合うようになり、また今度会おうと
約束をした。そして、今度は2対2で会うことに。
銀座で待ち合わせをして、お食事をして終了。
というのも、実際に少人数で会うと何かが違うきがしたから。
その次の週、研究所の納涼会があり、私もお呼ばれしていたので
出席をさせてもらった。
そこには懐かしのメンバーたちが出席していて、とても楽しいひとときに。
色々とあったので、必要以上にI君とは会話をしないでいた。
時間が経つにつれ、みんなもほろ酔い気味。
たまたまI君の隣の席になった。
するとすぐに
『Kとどうなった?付き合っちゃうの?』などと、勢い良く質問をしてきた。
私は『別に、付き合わないし、なんともなってないよ。』と冷静に答えた。
『でも、気に入ってるんでしょ?どうなの?』と。
ひとつのテーブルに何人も座っていたし、周りの人たちに
聞こえるのではないかと、私は少し緊張した。
聞かれてもまったく関係の無い話かもしれないけど、なんとなく・・・
あまりにも、しつこく質問をしてきたり、私を束縛するようなことを言うので
『関係ないでしょ!彼女がいるくせに。I君は私のなんなの!!』と
言い放った。
すると『オレに彼女がいるのがそんなに気に食わないわけ?』
『彼女と別れて、ケリをつけたら、ゴチャゴチャ言わせてもらうから。』
そう言われた時は、頭が爆発しそうなくらい怒りを感じた。
もう、この人とは本当に終わりなんだ。と初めて思った。
いつもなら、2次会としてふたりでもう1軒行くのだが
今回は、1次会で解散。私は、I君に挨拶もせず帰ってしまった。
下北沢の狭い空には、少しのお星様が謙虚に
キラキラと輝いていた夜だった。
to be continued.....