判断に困る… | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

妖玉

 

 妖玉の新葉がなんだか片側に寄っているなあと思って株元を見てみたら…はっ!(愕) 写真ではうまく撮れていないが、右奥に見えているものはどう見ても「脇芽」ではないか! つまり、「分頭」したのである。以前にも書いたように、ディンテランタスは分頭しないというのは一昔前の認識であって、特に妖玉は分頭しやすい傾向がある。とはいえ、まさか導入2年目で分頭するとは思っていなかった。岩石鉢に適応して、順調に育っていてくれたのだ(嬉)。ディンテランタスの中では、少なくとも妖玉に関しては私の栽培に問題はなさそうなのだが、問題は…。

 

春桃玉

 

 問題はこっちだ。外葉が萎れ始めたので、さすがに3対になるのは諦めてくれるらしいが(苦笑)、全体的に徒長気味なので、とてもよろしくない。そういえば、花も倒れて咲いたし…(嘆)。おそらく全ては日照次第ではあるのだが(悩)、今年こそはしっかり育ってもらいたい。

 

 それにしても、うちのディンテランタスは、うまく育っているのかいないのか…(惑)。ともあれ、ついでなので、他のディンテランタスたちの近況も。↓

 

幻玉

 

 幻玉は、旧葉が枯れきって脱皮が完了した。この人に関しては、今のところ特に問題はない。ちなみに、栽培方法の記事で何度も触れているが、うちではメセンの脱皮殻をわざわざ取り除くことはない。自生状態では、脆弱な側面や基部が脱皮殻によって守られている、という認識があるからである。我が国において、脱皮殻を残したことが原因で腐ったりカビたりするとしたら、栽培環境自体に問題があるのだと思う。もちろん我が家では、残した脱皮殻が原因でトラブルが生じたことは一度もない。

 

綾耀玉

 

 岩石翁好みの、模様少なめ綾耀玉(笑)。旧葉が開いてきて、順調に脱皮してくれそうな感じだ。ご覧のように、リトープスと同じく頂面だけ出して深植えにしてある。私が先人たちから学んできたリトープス栽培理論が正しければ、(ディンテランタスの中では唯一の例外だが)この人も深植えにした方がいいはずなのだ。しかし、世間ではリトープスはまだまだ浅植えにされているし(嘆)、ましてや綾耀玉を深植えにしている栽培者は滅多に見かけない(大嘆)。それでもやはり、綾耀玉はこうすべきなのだと強く思う。うちのリトープスたちも、そう言っている。