神風玉の花芽
神風玉の花芽が、だいぶ立派になってきた(喜)。やはり3輪咲きになるらしい。初花ということでワクワクしてもいるのだが、それとは別に、花色がまだ分からないという楽しみもある。順当にいけば黄色(←神風玉の本来の花色はこれ)なのだろうが、品種改良が進みまくった結果(苦笑)、赤やオレンジ、更にはピンクの可能性もあるのだ。どれが咲いても嬉しいが、できれば手持ちの他のメセンとかぶらないピンクあたりだといいかな、などと勝手に妄想している(笑)。
神風玉は他のケイリドプシスと比べて栽培が難しいとよく言われているが、うちでは特にこじれることもなく順調に育っている。リトープスと一緒に育てているが、特別にやっていることといったら、夏場は二重鉢にして高温対策をしていることくらいだ(もちろん、基本的に岩石鉢にしてあるが)。この他、ご参考までに、うちでの栽培方法や気づいた点などをメモ書きしておく。
①これは大大大前提だが(笑)、通風第一である。閉め切った温室や室内で育てようとすれば、確実に腐死に至るだろう。ちなみに過去の私の経験上、いったん蒸らしてグッタリし始めてしまったら、もう助からない。
②冬季降雨地帯産ではあるが、うちでは夏も(夕方や夜間に)微量灌水は続けており、完全断水はしていない。夏場はさすがにシワシワになるが、灌水量を増やしたところでパツンパツンに戻ることはないので、気にしないこと。夏に成長は鈍るものの、コノフィツムなどのように枯れた旧葉に包まれて休眠したりはしないので、断水すべきではないと考えている。
③リトープスと一緒に育てているということは、すなわち遮光をしていないということである。うちでは、盛夏でもガンガン直射光を当てている。高温対策として遮光することで軟弱に育ててしまうことが、むしろ体力低下や腐死の呼び水になるのではないかと考えているからだ。改めて言っておくが、リトープスと同様、夏季休眠させなくても腐ったりなどしない。
④これは我が家に限った現象かもしれないが、神風玉はこれからの時期に葉が2対になって晩春まで過ごし、その後なぜか1対になった状態で夏越しをする。これは「脱皮」と呼ぶにはあまりにもサイクルが長いので、そういう生育周期のメセンなのだと私は解釈している。ちなみに、自生地の写真から判断しても、2対のまましばらく過ごすのは異常な状態ではないと考えている。