今年も出来ていた | 岩石翁の多肉ブログⅡ
マッソニアの枯れた地上部を解体して種を探してみた。そうしてみたところが意外なことに、ご覧の通り今年は大豊作である。というか、元々豊作だったということもあるが、例年のように採種時期を逸してしまって取りこぼしが生じるようなミスがなかったということもある。しかも、実生には失敗し続けているくせに、種の採り方だけは年々上達してきた(大苦笑)。まずは、地上部が枯れたら種がバラける前にハサミでバッサリとまとめて切ってしまう。それから解体していくのだが、自家受粉してしっかり結実したものとそうでないものを左に並べてあるのでご覧いただきたい。上にある三稜形のふっくらした方が完全に結実したもので、下の方のシナシナした方がほぼダメなものである。上の方からは10粒程度の種が採れるが、雑に取り出そうとすると結構はじけ飛んでしまうので、慎重に少しずつ裂いていかなければならない。一方、下の方は大抵空っぽなのだが、稀に1粒くらい入っていることもあるので、見た目だけで判断して捨ててしまうのは早計である。そんなこんなで今年は、微妙なものも含まれているが70粒近く(!)採種することができた。あとは例年通り冷蔵庫で保管し、秋口に播く予定である。いい加減そろそろ実生を軌道に乗せたいのだが、これだけの量があれば何とかなるだろうか…(←数に頼るな!)。

