
玉つづり
玉つづりが伸びすぎて、とうとう床下につくようになってしまった。さすがにもう限界だからとリトープス用に買ってあった丈高鉢に植え替えたので、これで当分は大丈夫だろう。このような植物は本当は吊り鉢にして管理した方が楽なのだろうが、玉つづりはセダムの中では寒さに弱い種類である。だからといって第二置き場に吊して入れっぱなしにしたら下の植物が陰になってしまうし、室内に取り込めば徒長の心配が出てくる。そんなわけで、うちでは結局この形で管理するしかないのだ。スペースに余裕のある大きな温室を持っていない私のような者にとっては、ある意味厄介な多肉なのだが、ここでふと思ったことがある。そういえば、自生地ではどのように生えているのだろうか? 気になって調べてみたら、さっそく自生状態の写真が見つかった。

自生地での玉つづり
要するに、崖のような所に垂れ下がって生えていた。このような場所で、ひたすら下へ下へと伸びていく植物であるらしい。そうか、崖が必要なのか…って、うちにはもちろんない(笑)。結局のところ、吊り鉢を使わずに(吊り鉢にしたところで限界はあるだろうが)栽培する場合は、なるべく丈の高い鉢に植えて、長さが限界に達したら剪定していくしかないということなのだろう。本当は本人の好きなようにのびのびと育ってほしいのだが、なにしろ大温室がなくてすまぬ。