脱皮進行中のメセンの近況を総ざらえしておく。

アルビニカ
まずはアルビニカ。だいぶ進んではいるのだが、画面上部の2株の脱皮がまだ始まっていない。もうしばらく腰水で様子を見る。

麗虹玉その1
去年ちょっと身割れさせてしまった麗虹玉。右下の株は分頭するらしいが、残りはまだあまり動きがない。うちの麗虹玉は2鉢あるのだが、こちらの鉢の微量灌水の方法については少々長くなる話があるので、詳しくは明日にでも。

麗虹玉その2
もう1鉢の麗虹玉。こちらも、まだ2つ動きの遅い株があるので腰水をしながら様子を見る。この中にも身割れさせてしまって見苦しい株があるのだが、なぜかうちでは、アルギロデルマは無傷なのに麗虹玉や繭形玉が身割れすることがある。ほとんど同じ環境で育てている上、身割れしやすさではむしろ逆の立ち位置だろうに、なんとも不思議なことだ。

碧瑠璃
脱皮開始が早かった碧瑠璃は、ほとんど終わりかけだ。そろそろ本格灌水に切り替えてやらねば。頂面の窓が全て「点」になっているリトープスは種類的に少ないので、たまたまホームセンターで見つけて確保できたのはよかった。

朱唇玉
朱唇玉は微妙な段階だが、なにしろうちでは、花紋玉系の根が枯れるという事故がよく起こる。初期のガチガチの岩石鉢との相性の問題もあったかもしれないが、このグループに関しては、用心して早めに本格灌水に切り替える予定だ。

シグナルベルグ
同グループのシグナルベルグ。脱皮はほぼ終わりかけているが、新葉がちょっとマズい状態になっていた。丈高鉢に植え替えたことで腰水が微妙に届いていない可能性もあるので、本格灌水に切り替える。早くうちの環境に慣れてくれるといいのだが。

導入して間もない方の青磁玉
シグナルベルグと一緒に救出してきた「保険(笑)」青磁玉。この種類はなにしろ(うちでは)厄介きわまりないので、旧葉がもっと縮むまでは微量灌水すら一切しないつもりでいる。また、脱皮が終わっても普通の灌水をするつもりはない。これからの時期はシリンジのみで過ごさせる。

繭形玉
だんだん中が見えてきた繭形玉。去年の脱皮後は一時的に不思議な色になってしまったのだが、今年は見る限りではそういうことはなさそうだ。旧葉がまだだいぶしっかりしているので、しばらくは腰水で様子を見る。

アルギロデルマ
アルギロデルマの脱皮はほぼ終わりに近づいているので、そろそろ灌水量を増やした方がいいだろう。それにしてもこの人、毎年少しずつしか大きくならない上、この属の性質として、分頭することがとても少ない。ある意味、リトープスや帝玉のような感じの育て甲斐はないのだが(苦笑)、毎年ド派手な花を咲かせてくれるので、ありがたい存在ではある。

青磁玉(危機的状況の方)
脱皮進行中ではないのだが、まだ一応生きてはいる「事故」青磁玉。これ以上おかしなことになると困るので、腰水どころかシリンジすらしていない。身割れしている根元から新葉が出てくるのをひたすら祈るのみだが、現在の状況から判断する限り、脱皮に至るような動きは見られない。とにかく余計なことはせず、放置して観察するしかないだろう。