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2009シーズン第5節 vs.名古屋グランパスエイト【テレビ観戦】

名古屋グランパスエイト0-1(前半0-1)浦和レッズ

得点者:43分・原口
入場者数:32,435人


---達也--エジ---
-直輝-----ポンテ-
---阿部--啓太---
アレ-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

22分:達也→原口
54分:アレックス→細貝
84分:ポンテ→高原


---玉田--ダヴィ--
マギ--------小川
---吉村--中村---
阿部-増川--パヤ-田中
-----楢崎-----

45分:玉田→杉本
68分:阿部→巻
68分:吉村→山口


22分に達也が原口と突如の交代。腿に違和感を感じて交代を申し出たとのことで、大事に至らなければよいのですが。

やっぱこれも、代表で酷使されている影響なんだと思います。かえすがえす、岡田の采配には腹立たしさを覚えます。


しかし、不幸中の幸いというか、この日は名古屋のDFラインとボランチの間にスペースが空いていて、前を向けることが多かったので、原口-直輝-ポンテがエジの下に並び、スペースを有効活用できる形になりました。

ミッドウィークにACLをこなした名古屋は、やはりその影響がゼロではないのでしょう。スペースが空くわ、フォローが遅くプレスも単発で終わるわで、前半は浦和が中盤を圧倒。

原口の記念すべき初ゴールも、DFラインの前にポッカリとスペースが空いており、CKで前線に残っていた闘莉王が落とし、エジが競って潰れ、流れたボールが原口の前へ。これをノートラップでゴール左隅に決めましたが、いやはや落ち着いています。

その前、ゴール前で倒れたとき、増川から何か言われていたのですが(おそらく“FK狙いで簡単に倒れるなよ”的な文句を言われてたんだと思いますが)、邪魔だと言わんばかりに手で払いのけていた肝っ玉のデカさに思わずニヤけてしまいました。


中盤で激しいプレスを受けるとまだまだ脆さの見える浦和ですが、フィンケの出した答えは、相手の中盤が激しく動くなら、それ以上にこちらが動けばいい、というもののようでした。この日も直輝が動きまくります。ああいう献身的なプレーはすべての味方選手にとって助けになりますね。


サカマガ曰く、名古屋はセーフティーにディレイ中心だった昨季の中盤守備から、状況に応じてアグレッシブに奪う守備に変えている、とのことですが、前記の通りスペースが空いちゃってるなど完成度が低く、加えて直輝や原口の早めのチェックで、リズムを完全に狂わせていました。

直輝と原口は、浦和にとって欠かせない存在となりつつりますね。


逆に、守備だけやってりゃよかった中盤底にいる選手の出来が試合を大きく左右してしまうのは、そんなに層が厚くない名古屋にとっては痛いところ。そのうちダヴィ&玉田頼みになってしまう負のサイクルに突入するのは目に見えてます。テコいれが上手くいなかいと、ACLもリーグも早々に脱落しそうです。



後半開始から名古屋は玉田に代えてFW杉本を投入。玉田は試合前の練習で右足首を怪我したそうで、ご愁傷様。

スピードのある杉本投入で素早い攻めを目指しますが、名古屋の売りであるパスワークや思い切ったサイドチェンジが出ず、前線孤立気味。名古屋とは反対に浦和が上手くスペースを消していた現れです。

そうこうするうちにダヴィが痺れを切らしたか“オレがオレが”の個人プレーに走り出します。けれど、いくらダヴィとはいえ、単騎突入でボコボコやられるほど浦和のDF陣はザルじゃありません。一本危ないのありましたけど。


浦和はアレックスがイエローをもらったのを受けて55分に早々と細貝にバトンタッチ。監督曰く「大きな怪我明けの選手はどこかに穴がある」とのことで、前がかりになることは予測できた名古屋に対し、体に無理をさせないのと、イエローもらったため、守備をしっかり固めるための交代。

その予測通り、名古屋は阿部、吉村に代え、巻と山口を投入。3-4-3の完全パワープレー体勢に。その後はサイドをえぐられることが多くなり、浦和ゴール前での時間が多くなります。

後半はどうしたって運動量が少なくなり、タッチ数が多くなってボールの回りが遅くなります。そうなると名古屋の中盤に囲まれやすくなりますから、苦しいときにどうやって試合を支配するか。もう一つ上のレベルへ行くための課題ですね。

とはいえ、組織的な動きができず個人頼みな名古屋は自滅気味。決定的なシーンに至ることはありませんでした。


後半も直輝と原口はよく動いてました。ボールを奪われるとファーストチェックに走りだし、名古屋の攻めを遅らせます。直輝と原口は、体格がよくないので、カードでちゃうんじゃない? と思ってしまうプレーでも、ちびっこが必死に食らい付いてるプレーに見え、得している気がしないでもないです(苦笑

それに触発されたか、ポンテ、エジも頑張って守備してカウンターからエジが抜け出し楢崎と1対1に。惜しくもGK真正面で防がれてしまいましたが、止めた楢崎を褒めるべきか、決めきれなかったエジを残念に思うべきか…………後者ですね(w あそこで決まっていれば安心できる試合運びができたはずですから。


終盤、増川とポンテが小競り合いを起こしましたが、増川はいただけません。イライラが募るのはわかりますが、ああいうプレーは醜いだけです。

巻にしてもあんなにエキサイトしてたら冷静なプレーなんてできるわけもなく、浦和からすればラッキーの一言。一度ポストで落としたっきり目立ったプレーもなく、自ら状況を打開できるわけでもない選手がエキサイトしていては意味なしです。


終わってみれば、前節の大分戦同様、スコア以上の完勝といえるのではないでしょうか。今季初の連勝で、波に乗って行けそうです。



最後に、この日の主審はサポからの評価ワースト1の家本。この日は計7枚のイエローがでましたが、どれも適切で、増川の演技にも騙されず、試合残り10分の荒れた試合内容も、きちんとコントロールできていたように見えました。

以前、『NUMBER』で家本の記事が載っていたのですが、同業者からすると、家本は次代を担う才能を持っているんだとか。たしかに、ファウルを見ている位置もしっかりしていたし、謹慎処分を経て成長したように見えなくもないです。以前の家本なら、マギヌンに罵声浴びせられた時点で赤出してたんじゃないかと。

坪井のファウルに誤ってレッド出しそうになった時はドキドキしちゃいましたけど(w