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Barça es Barça

めちゃくちゃ感動しました。「バルサがバルサであること」を堪能できました。

あんなにも美しいフットボールを、チャンピオンズリーグという偉大なる舞台で披露できるバルサの素晴らしさに酔いしれました。


別にバルサ厨ではないのですが、選手たちの意思・意識がひとつにまとまると、ああも一個の生き物のように連動して動くことができるのか、と。


解説の風間八宏氏も言ってましたが、基本的にバルサは足下のパスのみで、スペースへのパスはほぼ出しません。

“ボールをキープして回し、人数をかけて攻め、隙を見てスペースへ送る”といった、現代フットボールの潮流とは少し違う、いわば亜流(とはいっても、マネできるチームがないから、マトリクス上、そうなるだけ)なのだと思いますが、個々のレベルの高さ、止める・蹴るの正確さが群を抜いているし、一個の生き物のように連動するためのオフ・ザ・ボールの動きが、マンUとは段違いでした。


------エトォ------
-アンリ-------メッシ-
---イニエ---シャビ---
-----ブスケツ------
シウ--ピケ-
トゥレ--プジョ
-----バルデス------


たとえば、トゥレからシャビにボールが入った時点で、メッシ、イニエスタ、ブスケツ、プジョルがボールをもらえる位置に動くのは当たり前で、アンリ、エトォ、シウビーニョがこの時点で予備動作してるんですよね。

チームメイトの動きを予測して、あるいは、ある程度、チーム内で決まり事になっているのかもしれませんが、仮に、シャビからイニエスタに渡った場合、その時点で、確実なパスコースが1つ以上確保されているように。


イニエスタに入ったら入ったで、今度はメッシやプジョルが予備動作を行っている(行わなければいけない)ので、一回につき、長い距離を走っているわけではありませんが、絶えず、各選手が動き回ってます。

で、それがボールを保持している間はずっと、何十回と続くわけです。

だからあんなに出し先があるんだし、出し先があんなにあるんだから、マンUはプレッシャーかけられませんよ。

アンリがバルサでのトレーニングは桁違いに疲れると言っていたそうですが、それも頷けるほどの全体の運動量だと思います。


「原理は単純を、構造は複雑を究める」という、考えつくけど、実現はとても困難なスタイルを実践しているバルサは、現時点で、もっとも美しく強いクラブチームですね。


一方のマンUも、チェルシーのようにリトリートして守ればピンチは減り、失点もなかったかもしれません。しかし、そうすることをよしとせず、自分たちのスタイルを貫き通して戦ったことは賞賛に値します。

今回の敗戦で、マンUの栄光のサイクルが一旦終わったとも言えますが、来期、ファーガソン監督はどんなチームへと変貌させるのでしょうか。それも楽しみです。


今回のバルサ、前回のマンU、さらにいえば、ユーロを制したスペイン代表など、近年、フットボールが持つ美しさ、攻めることの素晴らしさを追求したチームが王者に輝いている点は、一フットボールファンとして、とても嬉しいことですね。