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2009シーズン 第15節 vs.ヴィッセル神戸

浦和レッズ2-0(前半2-0)ヴィッセル神戸

得点者:2分エジミウソン、42分高原
入場者数:18,777人

---エジ--高原---
原口--------直輝
---細貝--啓太---
永田-阿部-闘莉王-暢久
-----都築-----

70分:永田→高橋
80分:原口→ポンテ
87分:直輝→西澤

----マルセウ----
大久保-------茂木
--バイ-松岡-田中--
丹羽-宮本--小林-北本
-----榎本-----

60分:バイアーノ→ボッティ
60分:マルセウ→我那覇
74分:北本→岸田


糞試合だった前節を引きずらなければいいな、と思っていましたが、杞憂に終わってほっとしたのが正直なところです。

坪井が離脱したため、阿部がCBで細貝がCHに入りましたが、結果としてはよい方向に向きました。他方、横浜Mでの失態の原因の一つが、CH阿部だったということが証明されたような気がしないでもないです。

阿部にしろ闘莉王にしろ、今シーズンはずっと本調子でなく、代表でさらに調子を落として戻ってきているのは否めず、暑い盛りを迎える今後に響かなければいいのですが……。


試合は、開始早々に、原口からのサイドチェンジを直輝が落とし、細貝がシュートを撃ったところにエジが詰めて先制します。

これはいい形でしたね。相手を振り回す大きなパス。細貝の上がり、逆サイドにも人がいる攻撃の厚さ。ポイントはやっぱり細貝でしょう。これまでも前目4人でチャンスを作れてはいましたが、CHが上がることで、ただのチャンスがビッグチャンスになる確率はグンと高くなります。

枠は外れていましたが、細貝がフリーで受けられた時点で勝負あったようなもので、浦和の攻めには欠かせないポイントだと思います。

これを本当は阿部がやらなくてはいけない……できるはずなのですが、この辺の動きを見ていても、今は細貝がCHに入った方がいいと感じます。


こうなれば自分たちのペースで試合を運べますから、きちんと休む時間を作れましたね。おかげで最後まで動けていたと思います。特に細貝のアグレッシブさは秀逸でした。


とはいえ、神戸の縦ポン速攻(つか、浦和が採用する戦術のせいで、どのチームもそんな感じになりますよね)に危ない匂いのするシーンも作られてしまいますが、いやはや神戸の拙攻に助けられました。

前半、フリーでこぼれ球に詰めた大久保がシュートを外したときは、北京五輪のカレン・ロバートを思い出しました。そこでそんなにフカすかよ


そんな、警報ランプが鳴り始めた前半終了間際に、エジの落としを受けた高原が神戸守備陣3人をぶち抜く左足一閃! で貴重な追加点を得られました。

どちらかというと、エジのキープ力と高原のシュート力という個人技で奪った追加点ですが、これまで、原口と直輝ぐらいしか撃たなかったミドルシュートで高原が決めた、というのが大きいです。


G大阪戦で西野監督から「上手いが怖さはない」言われた点はここにあると思っていて、こうなると、DFとしてはバイタルエリアで警戒を強めなくてはならなくなります。そうすれば、さらに裏をつくこともしやすくなるわけで。

それと、結果的にはエジ・高原の力でもぎ取った2点目だったものの、その前のパス回しはお見事でした。相手陣へ入ってからのボール回しの速さ、流動性など、引いて守る相手にあれだけ回せれば、十分脅威になります。


後半は、スタミナをロスしすぎないよう、という意識が強くなったのか、攻めの勢いがなくなり、逆に神戸のDF裏狙いに苦労させられる結果に。盤石とはいいがたいDFラインのため、“これは大丈夫だろう”というシーンのはずが、ちょっとした不注意・集中力の欠如で、ピンチになる場面が、特に終盤に連続して見受けられてしまいました。


そのうちの一つは、闘莉王と暢久が交錯して、1対3という、ユースレベルでも見られない決定機を与えてしまう結果に。

この時ばかりはさすがに失点を覚悟しましたが、嬲って嬲って、左右のどちらかにラストパス出せばいいのに、岸田が選んだ選択はまさかのシュート。

あんなに距離を詰められた状態でシュートを選択するFWって……よっぽど自分のシュート力に自信があったんでしょうね。あれが決まっていたら、勢いで同点にされる匂いもしていましたから、都築様々、岸田様々です。個人的に「都築ぃ!!!!!」と叫んだ俺の願いが通じたとも思いたいです(w


ただし、この決定機は不幸な事故と言えますが、永田は都築・闘莉王・阿部に叱られる場面が散見し、守備での計算が立たず、闘莉王はフィードをミスしてばかりで不調丸出し、暢久は例年通り「夏期休業」に突入。おまけに次節は黄紙累積で出場停止という、実に不安定な最終ライン。

もっと決定力のある攻撃陣だったら、たとえば横浜Mが相手だったら、正直どうなっていたかわかりませんが、今後も細貝をCHで起用してくれることを願いつつ、闘莉王の調子が早く戻ることを願いつつ、永田が化けてくれることを願いつつ、「しばらくお願い! 啓太様 都築様!」という感じで。


鹿島がACLに敗退(これはこれで喜ばしかったのですが)してリーグに集中できる状況となり、大分相手にきっちり逆転勝利を収めている今(一瞬でも大分に期待した俺が馬鹿でした)、勝ち点3は必須状態ですので、徐々に脅威度を増してきた攻撃陣のさらなる奮起に期待したいところです。