○米国


先週の米国市場は週初に高値更新となったものの、


その後は手仕舞い売りに押されて大きな下落となりました。


週末には雇用統計の発表を受けて利上げ時期が


早まるのではないかとの懸念から大きく売られました。


ドル高を懸念する動きもあり、


輸出企業を中心に売り急ぐ動きになりました。



今週は、引続き利上げを懸念する動きから調整となりそうです。


さらにここから下値を試すような展開もあるかもしれません。



欧州に対する懸念も根強いなかで、ドル高を嫌気する動き、


そして新興国の景気懸念などが出て来ると


大きな調整となる可能性もありそうです。



今週動きのありそうなイベントは以下の通りです。


火曜日:卸売売上高・在庫、木曜日早朝:財政収支の発表、


木曜日夜:輸出入物価指数や小売売上高、新規失業保険申請件数、


週末は生産者物価指数(PPI)の発表があります。



○日本


先週の日本市場はいったん調整になるかと思ったのですが、


週末にかけて買戻しを急ぐ動きなどもあって高値更新となりました


ですが、特に理由があったということでもなく、


為替が円安に振れた事や日銀や年金の買いが期待される事から


買戻しを急ぐ動きも出たものと思います。



今週の日本市場は週末の米国株が下落したため売り先行となりそう。


先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えていることから


波乱含みとなりそうですが、


19,000円の心理的な節目を越えないとなると


一気に手仕舞う動きも出てくるでしょう。


逆に19,000円を抜けたら抜けたで、


ちょうど昨年12月の時と同じように調整となるでしょう。




基本的には、下がったら買いたい方向ですが、


しばらくは落ち着いて数日間観察し、


様子見してから買いを入れた方が良いと思います(≡^∇^≡)