明治以前は、産まれた子供が
成人できる確率が低い時代でした
それで、子供というのは
7歳までは神様の子だから
突然この世から去っても
神様が連れ戻したのだから仕方がない
子供というのは不安定な魂をもったもの
…と考えられていたそうです
亡くなる子供が多かったのは
貧しい身分の子供たちばかりではなく
富裕層（商家）・武家・公家の子供も
同様であったそうです
何故？
じつは女性の【おしろい：白粉】が
原因だったのでは…という説があるのです
女性は、色が白いほど美人とされていたので
【おしろい：白粉】を首～胸（襟足・肩まで
たっぷり塗っておりました
富裕層・武家・公家の奥方
そこに勤める、お女中ともなれば
化粧をすることが、当たり前であり
肌が白いほど美しいとされたので
【おしろい：白粉】の厚塗りは常識でした
けれど【おしろい：白粉】には
【鉛：なまり】が含まれていたので
母親・乳母・女中と接触する
乳児・子供は鉛を
口から入れてしまうことで発症する
鉛中毒のリスクが高い環境下に
あったのですね
公家・徳川家の乳母は、顔～首はもちろん
胸元～背中まで白粉を塗ったまま
乳を与えていたという記録も残っています
農民の子は、災害・飢え・病気
富裕層・武家・公家の子は、鉛・病気
明治以前の子供たちは
現在の日本では想像もつかない
過酷な環境を生き抜いて
成人になっていたのでした
その末裔である現代の日本人は
やわに見えても、かなり丈夫なＤＮＡを
引き継いでいるということです
ちなみに、鉛配合の白粉は
危険性が解明され、1900年に
使用禁止になったのですが・・・
1933年（昭和9年）まで製造されていた
というからビックらポンです
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