俺たち仲間二人とも、とくにバスケットボールに興味はなかったのに
ちょっとした理由で二人で決めたと言うところかな
他校との試合に出たい訳でもなく、上達したい訳でもまったく無し
それでも俺たちは部活を休むことなく、放課後には練習場の体育館に通った・・
部員には下級生でも上手い奴がたくさんいて、女子部員の中にはダンクを決める奴もいた
俺達にはとても真似できない高等技術のように見えたね
練習時間も、真面目な部員の半分程度だったように思う
残りの半分は二人で何かを見つめながら、陰湿な相談事をしてたような
17才のピエロ二人がする相談なんて、たいした内容じゃありませんよ
愛がどうだとか人生がどうだとか、そんな大それた内容じゃなくてね
「ささやかな温もり」そんなところですかね~
