2024年が始まりました。
思いもしなかった年明けとなってしまいましたね。
どうか、1日も早く日常が戻りますように……。
不便なものは非常時に強い
リスク分散は大事
東日本大震災の時、私は在宅避難でした。
大津波警報が出たので高台の親戚の家に一時避難しましたが、津波の被害はありませんでした。
落ちて壊れたものは少なく、家も見た目にはほとんど壊れていませんでした。
電気、水道は止まりましたが、プロパンガスは無事。
電気がないのでファンヒーターは使えませんでしたが、石油ストーブがありました。
オール電化がはやり始めていましたが、リスク分散は大事だなと思いました。
お札はすべて千円札に
在宅避難を始めて何日後でしょうか。
スーパーが少しずつ再開してきました。
再開とはいっても、流通が滞っていたので商品は少なく、停電も続いていました。
店内は解放せず、店頭での販売でした。
レジも動かないので、計算は電卓、お金は持ち運べる金庫で管理していました。
支払う側も、なるべくお釣りが出ないように気をつけなければなりません。
以来、お財布に入れるお札はすべて千円札にしています。
引き出しにしまっている予備のお札もです。
考えてみると、一万円札や五千円札を見る機会がだいぶ減りましたね。
硬貨も常備
硬貨も10枚ずつ常備しています。
むかしは、各硬貨が50枚ずつ入るコインケースを貯金箱代わりにして、いっぱいになったら銀行へ持って行くようにしていたのですが……。
硬貨を入出金すると手数料がかかるようになってしまったので、貯金箱代わりにするのはやめ、10枚以上は入れないようにしています。
貯金箱代わりにするのはやめましたが、10枚ずつ常備しておくことで、置き薬の支払いや、町内会の集金などに役立っています。
そして、停電などでキャッシュレスが使えなくなった時の備えにもなっています。
不便なものは非常時に強い…けれど
大きな災害を経験して感じたのは、「不便なものは非常時に強い」ということ。
停電時には家電が使えない。
断水時にはトイレが流せない。
トイレが簡易水洗で、井戸水もあった知人は、ほとんど困らなかったそうです。
けれど、今から不便な生活に戻るわけにもいきません。
工夫を重ねながら、前に進んでいくことになるでしょう。
キャッシュレスも同じ。
一時的にオフラインで決済できるサービスが、少しずつ出てきているようです。
Googleフォトの、写真を撮った時ではなく、Wi-Fiにつながった時に同期されるという仕組みと、似たような感じでしょうか。
災害時でも、いつものように決済できる日が、いつか来たらいいですね。