



毎度様です。
前回の記事で告知した通り、去る1月25日に函館大門のCassia Parkにて行われたクラブ・イベント“Facial Doom”について振り返ってみたいと思います。
本来ならイベント翌日にでも記事にすべきでしたが、遊ぶことに夢中なあまり、肝心のイベントの模様を撮影すること自体が疎かになってしまい、慌てて参加者の皆様に声をかけて画像を調達していたら、こんなに日を経てしまったという次第です。この辺、少々反省ですね。
さて、このイベントは、実のところ昨年12月下旬に行われる予定だった“Underground Posse vol.2”が、North Jap Underground Posse発起人の都合により開催中止となったことに起因します。都合があるならば仕方ないと、N.J.U.Pメンバーも納得はしましたが、私自身はどうにも心残りではありました。
そんな時期に、とあるきっかけでN.J.U.P発起人ミシェルさんの紹介により、函館駅前の大門で営業しているバーCassia Parkへ初めて遊びに行ったのですが、別のメンバーGermanさんがこの店と深い関わりがあったこともあって店員さん達と大いに邂逅し、いっそいつかこの場を借りてイベントをやろう、という話まで飛び出しました。
それならと言うわけで、イベントをやろうかやるまいかと思いを募らせていた私は、開催が頓挫し、いつやるのか未定となっていたUnderground Posse vol.2と代わる形でイベントをやろうかと思い立ち、いつもハードコア・テクノ関連で意気投合することが多いN.J.U.Pメンバーのアロルノさんにツイッター上で声を掛けたところ、彼もまたイベントをやりたいと思っていたようで、すぐ具体的に話を詰めることになりました。

ただ、この2案両方をやってしまうと前回とあまり変わり映えのしない形になってしまうと考えていた私は、出来ればどちらかに焦点を絞りたいと思っていましたが、何せ両方ともやりたい内容だったため、どうにも踏ん切りがつきません。迷いに迷った挙句、N.J.U.P発起人ミシェルさんへ相談することにしました。
会議はGermanさんと私がCassia Parkで合流し、ミシェルさん宅で行ったのですが、その合流したCassia ParkにてGermanさんが提案したプランがどうにも面白過ぎる内容だったので(ここでそれを開陳することは一先ず避けます、あしからず)、それをそのままミシェルさん宅で二人して提案したところ、『それで行こう』ということが決まり、更にその案を後にアロルノさんに提案し、細かく詰めを行っていきました。

Germanさん主導によるフライヤーも完成し、後は開催だけとなっていましたが、急遽Germanさんが『札幌にいるDJを参加させたい』と申し出てきました。聞けば、女性のDrum&Bass DJで、Germanさんとは家族同然の付き合いがあるとのこと。普通だったら色々考慮の上で、となるところですが、私達は生憎と緩い集団なので、二つ返事ですぐ参加してもらうことにしました。
当日は話の食い違いもあって、スタートする時間もいきなり変更するなどの緩々ぶりを発揮してしまい、遊びに来て下さった皆様に迷惑をかけてしまう羽目になりました。これもまたごめんなさい、次回は気をつけます。
実際のイベント内容については、上でどーんと載せた写真と動画にてご想像下さい。
タイムテーブルもまた緩々で、当初決めていた通りではなく、やりたくなったら交代、みたいな感じで進みました。記憶違いもありますが一応順番を記しておきます。括弧内は大まかなプレイされたジャンルです。

2.私(bleep house,progressive house/trance,drum&bass,hardcore gabber)
3.アロルノさん(hard trance,hardcore gabber)
4.Germanさん(drum&bass,German self style)
5.ゲスト:4197さん(darkstep drum&bass,hardcore gabber)
6.Germanさん
7.飛び入り:ひでさん(jungle,drum&bass,hardcore gabber)
8.私(progressive house,hard minimal/tribal/schranz,artcore drum&bass)
9.4197さん
10.ミシェルさん(outro)

先にGermanさんが札幌にいる家族同然の女性DJとして、彼女が初めてメンバーに紹介されたのですが、その可愛らしい外見と全く雰囲気を異にする、drum&bassにおけるポストパンクと云えるようなdark stepをプレイする方でした。一応Germanさんから前評判は聞いていましたが、実際にその音を聴いてみて予想以上のものがありましたし、札幌のhardcore technoユニットとして名高い臨界モスキー党のトラックをも終盤でプレイするなど、そちら方面にも明るかったので、臨界モスキー党のファンであるアロルノさんとも、かなり意気投合しておられました。
もう一人、当日飛び入りで参加する形となったひでさんについても。彼はCassia Parkの常連DJで、つい最近知り合いになりました。かなり前から活動していた方で、普段はraggaを中心としたプレイをしていますが、今回はjungleやhardcoreなど、意外な一面をみせて下さいました。
4193さんとも面識があって、Cassia Parkファミリーのお父さん的立場にいるような印象でした。
少々残念だったのは、アロルノさんのプレイの模様を写真に収められなかったこと(ごめんなさい)、Takashitさんの参加が都合で叶わなかったことでしょうか。
『このイベントが終わって欲しくない。まだプレイしていたい』というメンバーもいたくらいに、それぞれの心中へ深い印象を残すイベントとなりました。
このイベントに参加して下さったクラバー及びDJの皆様、本当にありがとうございました。僭越ながら、この場を借りてお礼させていただきます。次回はどういう形でイベントを行うかは未定ですが、機会ありましたら、その時もよろしくお願いしますね。
※写真、動画提供:アロルノさん,4193さん,mizuさん(遊びに来てくれてありがとう!),私