木下勝寿著
「時間最短化 成果最大化」
を読んだ。
非常に読みやすく、一日で読み切れた。
その中でも特に「成長」と「上達」の定義の考え方は目からウロコだったので、ここに書き留めることにする。
日々生活していく中で、
「自分はこのままで本当に良いのだろうか?」
と悶々としているあなたにおすすめの記事なので、ぜひ最後まで読んでいってほしい。
(かくいう私も現在進行形で悶々としているのだが)
成長と上達のは似て非なるものである
この本の中では「成長」と「上達」は以下のような定義であると説明されている。
- 成長:理想の自分と現状の自分のギャップを埋めること=理想の自分となるための思考(=OS)をインストールすること
- 上達:同じようなことを繰り返し取り組むことで、技術向上をすること=今の自分のまま、”上乗せ”をすること
ここからは私が感じたことだが、
日々何を考え、何を習慣にしているか=Being(ビーイング)=在り方 が変わっていくことこそが成長である。
その人が普段からやっている習慣や、その考え方こそがその人の在り方であり、”状態”だからだ。
例えば、あなたが
”夜中に家系ラーメンを食べてライスもおかわりする習慣”
を持っていたとしよう。
習慣=日々のあなたの行動
日々の行動がその人を形成するので、あなたは太るのだ。
「いいや、これは本当の自分ではない!」
といくら言ったとしても、夜中に家系ラーメンとライスを食べている現実が繰り返されている以上、それがあなたであると言わざるを得ない。「論より証拠」なのだ。
だからこそ、考え方(OS)を新たにインストールし、考え方や習慣そのものを変える必要がある。理想のカラダを手にしている人は夜中のラーメンの習慣など無いのだ。
成長のステップ
成長するまでに以下のステップを踏む必要がある。
- 理想の自分となるための思考(=OS)をインストールする
- 実践する
- ”違和感”を受け止める
- 習慣にする
それぞれ見ていこう。
理想の自分となるための思考(=OS)をインストールする
理想の自分となるための思考(=OS)をインストールする方法は以下の通り。
- 理想の生き方をしている人の話や文章を何度も見聞きして刷り込んでいく
- 理想の生き方をしている人に直接会う
- 理想の生き方をしている人の考え方を実践する
なお、理想の生き方をしている人の考え方は以下のツールで見聞きすることができる。
- オーディブル
- ユーチューブ
- Voicy(ボイシー)
- X(旧Twitter)
個人的には、YouTubeや本は良いカンフル剤にもなっている。
理想の生き方をしている人物のコンテンツを視聴することで考え方を刷り込んでいくのと同時にモチベーションも上がっていく。
実践する
思考だけ変えても現実は変わらない。考え方をインストールしたら、実践をしていく中でOSをアップデートしていく。
違和感を受け止める
成長には”違和感”が付きものだ。
今までの自分の価値観にはない考え方をインストールしようとするから当然だ。
例えば、夜中のラーメンライスの習慣を持っているあなたがいきなりサラダチキンを頬張り始めるのは違和感でしかない。
しかし、この違和感にこそ成長の鍵があるのだ。違和感に気づいたら、成長できるサインと見て良い。
習慣にする
3週間継続すると習慣がつき始める。「やらないと気持ち悪い」という感覚がもてたらしめたもの。
ここまできたら、あなたの人生は間違いなく変わっているはずだ。
最後に
気をつけてほしいのは、成長は当人が思い描く理想があって初めて成立するものなのだ。
したがって、他者があなたに求める「成長」の延長上に、あなたが本当に思い描く理想の自分は無い。
「成長したね」
という上司や先生の言葉に疑問を持つべきだ。
「本当の意味で自分は成長しているのか?」
と。
これを読んだあなたにはぜひ理想の自分へ近づける成長をしてほしい。