2日目の朝。

11/15（火）

宿は一泊2,000円程度であり綺麗でも汚くもなかったが、案外安眠することが出来た。

二日目の計画は折りたたみ市場で有名な「メークローン市場」と、

水上マーケットのある「アムパワー」を目指す。

両方の距離は近いが、バンコクからは50kmほど距離がある。

行き方だが、事前に調べたところ

鉄道を乗り継いで行く方法と、ロットゥーと呼ばれるミニバンに乗り合いで行く方法の

2通りがあるようだ。

鉄道では合計3時間、ロットゥーでは1時間で行けるみたいだが、

せっかくならローカル鉄道を感じたかったのと、市場へ進入する鉄道に乗りたかった

ため鉄道での移動を目指した。

メークローン市場がある「メークローン駅」までは

BTS「ウォンウェンヤイ駅」発「マハーチャイ駅」着の国鉄に乗り、

マハーチャイ駅からは徒歩と渡し舟で「バーンレーム駅」まで移動し、

国鉄に乗り換え、「メークローン駅」到着となる。

バーンレーム〜メークローン間の鉄道は時刻がかなり限られており

一日8往復しか運行していないため逆算して出発時間を決めなければならない。

ウォンウェンヤイ駅を8:35発の列車に乗る必要があったため

宿を7時半には出て向かったが、BTSウォンウェンヤイ駅から国鉄ウォンウェンヤイ駅

までの乗り換えが地図で見るよりもかなり分かりづらく、

結局出発の1分前に駅に着きギリギリセーフであった。

チケットを買う時間がなかった旨を車掌に伝え車内で料金を払った。

専門職であるため鉄道に関しては興味があったため乗り心地等々に関して

じっくり体験させてもらったが、とにかく揺れる！揺れる！

継目部での軌道落ちがひどい…結果として騒音と動揺が物凄くなるのだ。

いろんな国で鉄道に乗ったが、どこの国も民営鉄道よりも昔ながらの国鉄のほうが

維持管理には苦労しているようだ。

日本のように半分国鉄であるJRが業界を牛耳っているのは世界ではなかなか

見られないのかもしれない。

乗車時間は1時間ほどでバーンレーム駅に到着。

ここから乗り換えの駅までは徒歩と渡し舟で20分程度かかるとのことであったが

地図の通りでわりとすんなり辿り着くことができた。

↑渡し船（バイクや自転車も乗船できる!）、3B

乗り換え駅付近に到着したが、チケット売り場のような建物は見当たらない。

結局、かなり奥の終点ストップ側にあり、無事に購入することが出来た。

タイ全体に言えることだが、目的地までの案内板はあるのに

「ここだよ！」っていう表示少なかった。

一見さんには非常に分かりづらい…

今回のように付近まで辿り着いても、いざ目的の場所を見つけるまでに時間を

要したことが数回あった。

最後の乗り継ぎ列車、1時間程度で目的地のメーンクローン駅へ到着予定だ。

↑メークローン駅到着時の車内からの様子

折りたたまれた市場と、多くの観光客のカメラが待ち構えていた。

鉄道での乗り継ぎは3時間かかることもあって、この方法で来る観光客は

ほとんど居ないようだ。実際に同じ電車に乗っていた人は5人程度だった。

他は前述のロットゥーであったり、観光ツアーの直行バスで来たようだ。

かなりカメラを向けられるため、一瞬だけ皇族になった気分を味わえる（笑）

到着し降りるとすぐに市場の入り口があった。

市場の全長は300mほどはあっただろうか。

↑線路上にまで商品が所狭しと並べられている

乗ってきた列車が発車するまであと20分。

そのときに折りたたむ様子が見られる。

それを逃すと次は14:30到着まで時間がかなり空く。

なので余計なところへは行かず、線路上を歩いて市場をみることにした。

この市場では主に魚介やフルーツといった生鮮食品が売られている。

ハエが集ったりしているが、地元民はなんのその。

さすがに食べようとは思わなかった。。

一通り見たところで発車の時間となり、撮影にちょうど良さそうなスポットがあったため

そこでカメラを構えた。

↑発車時刻のすこし前になると市場を折りたたみ始める。店ギリギリで列車が通過していく

列車通過の際、想像していたよりも近かった…

これは過去に接触事故が起きているんじゃないか？

あっという間に貴重な時間は経過し、小腹が空いてたので店を探しつつ

メークローン駅周辺を散歩した。

さすがに観光スポットだけあってタクシー、バイク、ソンテオ（軽トラの荷台に屋根付き座席が設置されたタクシーのようなもの）、トゥクトゥク（三輪バイクの後部に屋根付き座席が設置されたもの）がたくさんあり、観光客と分かると

営業が物凄かった。ある程度の相場を把握していないとふっかけられるのは

覚悟しなければならない。

ひと周りして駅の近くのフルーツジュース屋台でココナッツジュースを購入。

タイでは料金は後払いのようだが、しばしば注文忘れがあったり、すべてのお客さん

を把握していないようだったので、食い逃げはないのか心配になったが、

旅をしている最中はそういった光景は見られなかった。

↑ココナッツジュース

メークローンを堪能したので、次はアムパワーを目指す。

タイと言えば水上市場。

アムパワーには大きな水上市場があるがどちらかと言えばローカルというよりは

観光客向けのものらしい。

しかも平日はあまり店が開いていないらしい。

アムパワーまではソンテオに乗って移動。

だったが、ここでこの旅最初のアクシデント発生。

ソンテオには「アムパワー行き」との表示があったのでてっきり

終点アムパワーかと思っていたが、なんとアナウンス無しで往復、

つまりメークローン着であった。

それを知らずに30分ほど乗車。

ソンテオ自体はとても新鮮で楽しかった。

料金は距離に関係なく一律して8B。

発車地点から乗る人は最初に運転手に払うが、途中から乗車する人は降りる際に払う。

タクシーのような感覚なので、停留所は決まっておらず、車内（？）のボタンで降りる地点を

運転手に知らせる。また、途中で乗車する際は道の途中でアイコンタクトで運転手

に伝えるようだ（笑）

途中ここかなっていう運河はあったものの、終点だから未だかな。

と思い通過。当然、発車地点のメークローンまで戻ってきてしまった。

いま思い返すと絶対あそこだった…あそこで降りなければならなかった。

もう一回乗っても良かったが、平日はあまり見どころが無いとのことだったので

帰路に着くことに。

帰国後思い返すとちょっとした後悔であった。。

メークローン中心部からすこし歩いたところにバンコク・戦勝記念塔行きのロットゥー

乗り場がある。所要時間1時間半ほどで料金は70B。

運転手が横浜Mの中澤に似ているイケメンだった。しかしこの中澤、助席に乗った若い

タイ女性に親しげに話して、ボディータッチも。運転に集中してくれ。

そんなこんなで戦勝記念塔に到着。

と思ったが、ここで本日2回目のアクシデント発生。

到着場所が「戦勝記念塔」ではなく、バンコク中心部から20kmほど離れている

「南バスターミナル」だったのだ。。

事前の情報でロットゥー発着地が、集中した混雑緩和のために戦勝記念塔から

「南」「北」「東」の各バスターミナルに移動されていたのは知っていたが…

今回乗るロットゥーの行き先にはしっかり「戦勝記念塔」と書かれていたので

信じていたのに…

ということで南バスターミナルに到着したが、ここは周りに何も無い。

高速道路の高架橋とホテルくらい。

しかし移転直後のため南バスターミナルから一ヶ月程度限定で戦勝記念塔までの

無料のシャトルバスが常時出ているらしい。

というのは後から知った情報で、バスターミナル周辺を30分くらいはウロウロして

抜け出せない迷路を彷徨っていた。

そしてようやく上記のシャトルバスを発見し無事に戦勝記念塔へ行くことができた。

↑戦勝記念塔。大きなロータリーに中心にモニュメントがある。たしかに此処は渋滞緩和

の必要性があるのが納得できる

疲れと空腹がピークに達していたので、夕方で中途半端な時間帯ではあったが

飯屋を探すことに。麺が食べたい気分。

見つけて入ったが盛りが小さい…どうやら一杯が小さくて安ので一人で何種類も食べる

形式の店のようだった。

↑酢の効いた麺。美味しかった

戦勝記念塔はBTS駅に接続しているため無事にナナ駅に戻ることが出来た。

すでにナナ駅がホームタウン化している。

戻るとすっかり暗くなっていた。

ナナ駅周辺で夜飯探し。

ナナ駅周辺は意外にこれといったタイ料理屋は少ない。

外国人観光客が多いからだろうか。

結構歩いて結局インド料理屋へ。

↑ナンを固めたようなものと、グラタンのような料理。とにかく辛い

よく分からず注文した料理だったが、不味くはないがとにかく辛かった。

そして量が多すぎて残してしまった。店主の方ごめんなさい…

帰りコンビニでビールを購入し宿で一杯。

気持ち良いまま就寝。

二日目はいろいろアクシデントがあったものの、大きな目的であった

メークローン市場へ無事に辿り着くことが出来た。

タイ3日目へ続く。

タイ2日目